祇園祭 先祭り 山鉾巡行
2017 / 07 / 17 ( Mon )
祇園祭り 先祭り 山鉾巡行

今年の先祭り巡行は幸いにも天候にも恵まれ、同掛けも豪華絢爛な
様相で都大路を練り歩いていきました。
今年は四条傘鉾と、綾傘鉾を中心にみてきました。

三連休とあって人、人、人の大盛況で辻回しが行われる交差点では
大きな人垣が出来ていました。

四条傘鉾は応仁の乱(1467)以前に起源をもつ古い鉾の形態の一つで
傘の上には赤い御幣と若松をつけます。
この赤い御幣をつけるのは四条傘鉾だけです。

明治4年以降一時途絶えましたが、昭和60年再興され、63年から巡行に
加わりました。

傘鉾A

四条傘鉾では身長150cm以下の小学3年生~5年生の中から選ばれた
子供たちによって棒振り踊りが主要な所で披露されます。

子供たちが着想する袴はたっつけ袴と呼び、インド更紗で出来ています。
風流傘を被り太鼓を持って赤い鼻緒の草履を履いてとても可愛らしく、
きびきびと踊ってくれます。

傘鉾2A

四条傘鉾は四条通西洞院西入るが会所となります。

大原神社

綾傘鉾は綾小路室町西入るの大原神社縁りの傘鉾で
山鉾の古い形態を残している傘鉾の一つと言われています。

鉾は二基あり、そのうちの一基には「金鶏像」が鉾頭に飾られ、
垂りの模様は綴織の「飛天の図」。

綾傘鉾2A

二基目は人間国宝森口華弘作友禅染の四季の花模様の
垂れがつけられています。

綾傘鉾1A

綾傘鉾も京都の大火で焼失して、明治12年~17年迄原型の徒歩囃しで
巡行に参加していましたが、昭和54年から現在のような形で巡行に参加しています。

本日の籤改めも可愛くも凛々しい小学生が見事に大役を勤めました。

沿道からは拍手喝采がおこります。

籤改めA

籤が改められると、扇子を返して進めの合図を送ります。

籤改め2A

お稚児さんを先頭に進んでいきます。

綾傘鉾でも正副6人のお稚児さんが参加し、八坂神社に社参して神の使いとして
「宣杖書」を授かり、巡行に加わります。

お稚児さんA

お稚児さん2A

綾傘鉾の特徴は棒振り囃子です。

綾傘鉾A

赤熊と呼ばれる面を被った素面の棒振りと面をつけた2人の締太鼓
鐘、笛のテンポの違う囃子に乗って疫神を祓う棒振り踊りを披露いたします。

棒振り2A

目にも止まらぬ速さで棒振りが行われます。
決して棒を落とすようなことはありません。それは見事な踊りです。
写真に収めるには技術を必要といたします。

今はこの棒振り踊りは六斎念仏の保存会の方々がその大役を
担っておられるそうです。

六斎念仏は平安時代空也上人が庶民に念仏を布教するために
始めたと伝えられ、現在は国指定重要無形民俗文化財に指定されて
います。

祇園祭りも随所に奥深い歴史と伝統工芸、伝統文化が込められた
お祭りで興味深いものがあります。

24日は後祭りの巡行が10基の鉾や山が都大路を練り歩き、疫病
疫災退散を願ってお祓いをいたします。

祇園祭りを境に梅雨明けとなり、暑い京都の夏がやってまいります。
18 : 51 : 40 | 京の暮らし | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
祇園祭り
2017 / 07 / 15 ( Sat )
祇園祭りあれこれ

今年も祇園祭りを迎えました。

例年にも増して暑い~、熱い~日の到来です。

そんな中、鉾の組み立てが順調に進められ、曳き初めが
行われています。

この鉾の組み立ては縄だけで釘は1本も使いません。

縄

縄だけで組み立てる作業を「縄がらみ」とよびます。
何重にも巻いた縄は緩むことが無いように要所要所で絡ませて巻き上げます。

この技術は簡単にはいきません。
夫々熟練の技術をもった人によって組み立てられます。
この結び方には名前が付けられています。

この結び方は「エビ」結びと呼ばれています。

えびの結び方


えび

こちらは雄蝶

雄蝶

鉾によってもその結び方は少しづつ違いが見られます。

函谷鉾


柱と柱の交差点にも決められた結び方があります。

長刀鉾の縄がらみ

屋根には金の鯱鉾の飾りがつけられていきます。
これは長刀鉾の飾りです。

長刀鉾の屋根飾り

懸想品が掛けられるとなかなか見えないところも、今の組み立ての
段階でははっきりと見られるところがあるので、この段階でも要チェックです。

函谷鉾の屋根と鱗板
彫刻は嘉永2年(1849)柴田杢之助と与市作の「林和靖(りんなせい)と童子、
鶴と白梅です。

函谷鉾 軒


屋根の金地著彩鶏鴉図は今尾景年(1845~1924)の筆によるものです。

函谷鉾 屋根の鶏

まさに美術品の宝庫です。
いろいろなところに注目して祇園祭りを楽しむのも一計です。
隠れたところにも素晴らしい作品が沢山あります。

長刀鉾

20mから先にそびえる鉾頭は今年も京の疫病、疫災除けの
神事として17日先祭りと24日後祭りで巡行していきます。
18 : 13 : 44 | 京の暮らし | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
京都市バス
2017 / 07 / 12 ( Wed )
京都市バスの七夕飾り

京の都に暑い夏がやってきました。
祇園祭りも鉾飾りが10日から始まり、これから町中は一段と賑やかさを増します。

毎年恒例となり、夏の風物詩ともなっている、京の七夕は今年も行われる予定です。

開催に先立ち、京都の町中を走る、市バスに何とも涼やかな七夕飾りがなされて
乗客の目を楽しませています。

路線によって、時間によって実施されているもので、今朝は9番の京都駅~西賀茂間を
走る路線バスで走行中楽しんで参りました。

七夕飾り4

天井にはイルミネーションまで取り付けられていて、キラキラと輝いています。

七夕飾り3

子供たちのお願いごともつりさげられております。

「サッカー選手になれますように」 とか思わずニンマリとさせられるような
可愛いお願いごとが書かれています。

七夕飾り5

2017年の七夕の催しは6つの会場に分かれて開催されます。
二条城  8/2~14
鴨川   8/5~11
堀川   8/5~11
梅小路公園 8/4~13
岡崎   8/11~13
北野天満宮紙屋川 8/5~16
の期間夫々でいろいろな催しが行われる予定です。

七夕飾り2

一足早い七夕のプレを楽しみました。
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お茶の京都
2017 / 06 / 18 ( Sun )
お茶の京都

京都府の取り組み、「もう一つの京都」、行こう で
平成29年度はお茶の京都をテーマにお茶の生産地を中心に
いろいろな催しが行われております。

京都府庁では毎月第3土曜日に「土曜講座」として
「お茶の京都」から京都の”こころ”がみえてくるをテーマに
 4月は「お茶が語る日本と京都の近代」 寺村安道先生
 5月は「飲み食いの文化史」 宇野日出生先生
 6月は「茶室に学ぶ日本建築の伝統と未来」 矢ケ崎善太郎先生
 7月は「茶の湯文化の展開ー裏千家を中心に」 伊住禮次朗先生
 9月は「宇治茶の生産ー碾茶づくりにかける思いー」 古川嘉嗣先生
の講演が行われて、毎回定員オーバーの人気の講座となっております。

      お茶の京都講演会


京のお茶の主要生産地の一つ木津川市上狛は
 室町時代には狛氏(荘園の役人から有力者にのし上がった)が勢力を
 伸ばした地とされ、水運が発達し、木津川の要所でお茶の集散地として
 栄えた地です。

古民家

倉庫2

上狛は狛氏が拠点を置いた「上狛環濠集落」として邸宅跡や大井戸が
あったり、古い農協倉庫が今も残されています。
倉庫は戦時中敵から狙われないように白壁は黒くして目立たないようにした
ものだそうです。

鬼瓦

茶問屋の建物は和建築の立派なものが多く鬼瓦には屋号や創業者の名前が込められた
ものが置かれていたり、雨樋のつなぎ目にはお茶壺の細工がされていたり、とても
凝ったつくりがなされています。

      雨樋

特に上狛は木津川、淀川、大阪湾を経て神戸港に通じる木津川水運のかなめとして
各地から茶葉が集まり茶問屋が形成されるなど隆盛を極め「東神戸」「今神戸」
などとよばれていました。

山城茶業の碑

この上狛に「伊右衛門」で一躍有名になったお茶の福寿園の本社があります。
そしてJR山田川駅の近くに福寿園CHA研究センターがあり、お茶摘みの体験が
でき、積んだ茶葉をその場で石臼で曳いて、抹茶にして頂くことができます。

お茶摘みは新芽の上の3枚葉だけを摘みます。

茶葉

摘んできた茶葉はすぐに石臼でひきます。

石臼

お茶のふくよかな香りがして、とても貴重な楽しい体験です。

抹茶となったお茶を使って自分でたてて戴きます。

抹茶プリンやお茶葉の天ぷらも味わうことができました。

抹茶プリン

お茶の葉の天ぷらは、葉っぱは柔らかく、ほろ苦みも加わって
大人の味わいです。 とてもおいしいでした。

   お茶の天ぷら

お茶の葉は現在ではお料理にも使い、いろんな工夫がなされています。

お茶の京都は今も脈々と継承され、京都の特産品の一つとなっております。

その効能も見直され、ペットボトルの急激な拡大とともに頑張っています。
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上御霊神社
2017 / 04 / 29 ( Sat )
上御霊神社のイチハツ

上御霊神社は正式には御霊神社とよばれ、出雲氏の氏寺である上出雲寺の
鎮守社であったとも伝えられています。

唐門

この上御霊神社は1467年に応仁の乱が勃発したところとしても
知られています。

応仁の乱勃発碑


細川勝元軍の東軍と山名宗全軍の西軍にわかれ11年間畠山家の
跡目をめぐる戦いが繰り広げられたところとされています。

今年はその応仁の乱が勃発して550年目にあたり5月21日には
上京区役所で「応仁の乱 今輝け東陣を訪ねて」と題しての
関係者の特別対談が開催されることとなっております。

今年は応仁の乱に注目が集まり、書籍も出版され、賑わいをみせて
おります。

上御霊神社では桜の後、境内のお堀にイチハツが見ごろを迎えております。
イチハツはアヤメ科で別名子安草とも呼ばれる。
中国原産で古くから絵画にも描かれ、アヤメ科の中ではイチハツだけが
鑑賞用とされていたそうです。

イチハツ3


今日は雷雨の後、一段と瑞々しく色鮮やかさを増しています。

イチハツ4

上御霊神社のイチハツは以前は杜若が群生していたようですが、途絶え
氏子の方々が20年前にこのイチハツを植えられたと報道されていました。

イチハツ2

イチハツ5

ichihatu.jpg


寒い冬を通り越して、桜が、藤が、躑躅、杜若、、シャガ等次々と開花
を迎え華やかさの中に、気持ちも浮き立つ季節を迎えました。

御神輿


5月には御霊祭が行われることとなっており、立派な御神輿3基が18日に巡行し、
御苑で差し上げが行われます。
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