老舗の京菓子
2008 / 12 / 23 ( Tue )
師走の京菓子

玉寿軒 玉寿軒2

京都は今出川通りを西へ少し行ったところに京菓子の老舗”玉寿軒”があります。
創業は慶応元年(1865年) 当初は井筒屋喜兵衛として創業され、明治に現在の
玉寿軒と改名されました。

大徳寺、妙心寺等各宗派の本山御用達を勤められている歴史ある老舗
特にこちらでは「紫野」というお菓子が有名です。

            玉寿軒1

大徳寺納豆が中に和三盆と落雁の衣で包み込まれた一口サイズのお菓子で
大徳寺納豆の味と落雁が程よく調和のとれたお干菓子です。
挽き茶の緑、きな粉の黄茶色、と白の3種類があります。

今回はこちらの京菓子を3つご紹介します。

師走のころは冬木立、冬枯れ、霜夜など俳句の季語としてあげられています
そんな情景から想像して

木立  木枯らし
銘「木立」                          銘「木枯らし」
木立は薯蕷饅頭で中は漉し餡           木枯らしは練りきりでこちらも漉し餡

又この季節京野菜でかぶらが旬を迎えます。
毎年11月頃から”京かぶら”は千枚漬けとして薄くスライスされ昆布と一緒に漬け込まれ
京の代表的な漬物としてお歳暮などにも使われ広く知られております。


                京かぶら
                  銘「京かぶら」

みずみずしい蕪もお菓子ではこんな風に表現されます。

いずれのお菓子も程よい甘さで大きさも丁度、一服のお茶とともに味わい深いお菓子でした。

 玉寿軒さんは日・水定休日 営業は8時30分~午後5時30分
 今出川通りを堀川から西へ徒歩ですぐのところにあります。
 今回の京菓子は1個315円でした。

12 : 28 : 17 | 京菓子 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
冬至
2008 / 12 / 21 ( Sun )
冬至

24節気の一つで12月21日は冬至の日にあたります。
一年で一番昼の時間が短く、夜の時間が長い。

古代では冬至を一年の始まりとしていたようです。
中国や日本の古来太陽太陰暦では冬至は11月と定義されていて19年に一度11月1日に
巡ってくるこれを「朔旦冬至」といわれたそうです。

今日のように季節を問わず、物が飽和状態では生活の不便を感じることがなりましたが
昔は冬至の頃は雪深く、植物は枯れ、動物は冬眠状態に入るため、夏~秋にかけて
収穫したものを大切に保存し、この時期に食していたという時代があって今日を迎えています。

その名残でしょうか、 冬至の日は湯治ともいわれ、この日には

「かぼちゃ」=厄除け、カロチンやビタミン補給
「ゆず」=融通がきくように

等を食べると風邪をひかないとか中風のまじないなどといわれ子供の頃より
「かぼちゃ」の煮物を戴いておりました。


矢田寺1 矢田寺2


京都の市内の繁華街寺町三條上る東側に”矢田寺”があります。

正式には”金剛山矢田寺”といいます。 大和郡山市の矢田山金剛寺の別院
浄土宗のお寺で地蔵尊をお祀りし、このあたりでは矢田地蔵として親しまれているようです。

矢田寺3 矢田寺4

本道の庇に吊るされた鐘は8月のお盆の行事でお精霊さんを送る「送り鐘」と呼ばれています。
六波羅の珍皇寺の「迎え鐘」とともにご先祖の霊がお盆のひと時我が家にお帰りになり
家族とともに過ごしていただいた後、「送り鐘」とともに彼岸へ送り返すという京の都では大切な
お盆の行事がこちらで営まれております。

               矢田寺かぼちゃ
こちらのお寺の行事のなかで12月23日に”かぼちゃ供養”が行われています。
正面にはとてもひとりでは持てないような大きなかぼちゃが幾つも奉納されていて
当日は午前10時から参拝の方々に無病息災を願い振舞われます。

又矢田寺では鎌倉時代の矢田地蔵大士縁起絵巻上下二巻
 畠山牛庵  狩野洞雲作 重要文化財(非公開)もあるそうです。

   矢田寺は寺町三条を上ったすぐのところ東側

22 : 17 : 35 | 京の暮らし | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
京料理展示大会
2008 / 12 / 18 ( Thu )
京料理展示大会

 京料理看板1
京料理を知り、京料理をたのしむ催事で京料理組合が主催の京料理展示大会
毎年事始の12月13日、14日の両日岡崎のみやこめっせで開催されていて、
今年は103回を迎え多くのファンがつめかけました。

初回は明治19年だとか、その歴史はまさに京都ならでは、
参加の京料理の老舗では、100年、200年、300年の歴史を有し、今日尚その偉業を立派に
継承されているお店も多くあり、1000年の都の歴史の深さを感じます。

                  吉田神社
京都には神社・寺院も多くありますが、料理の神様として崇められているのが
吉田神社の中の山陰神社です。

吉田神社の創建に貢献された藤原山陰卿は調理、調味づけに秀でたといわれ料理飲食の
神様として多くの料理店や業界の方々の信仰を集めています。

毎年大会では京料理の伝統と技が披露され、懐石料理、創作料理、細工寿司、おせち料理等
豪華な品々が賑々しく展示されています。

京料理教室では有名料亭のご主人が自ら秘伝の味付けを教えてくださるとあって会場は
大勢の人が集まり熱心にメモをとられていました。

その他マグロの解体、京野菜の即売会、老舗の味を楽しむコーナー、茶席、京舞等
様々な催しがあって一日いても飽きないくらい見ごたえのある大会となっていました。

そんな京料理展示大会の一部をご紹介します。

            武田家宴料理 9膳41品

武田家3 武田家宴料理2
          戦国武将”武田家の饗宴を再現された料理の数々

有職料理1  有職料理2
                     有職料理の盛り付け

ある日の茶懐石菊のイ ある日の茶懐石の品々

吉兆 吉兆1
                       饗宴の様子(器にもご注目)

たち魚 祝肴 ひろや
                      創作のおもしろさ

京料理茶箱 乾山写なかむら
                  茶箱弁当に乾山写しの器

木の婦 フランス風京料理5題たん熊
      フレンチ風                       一品の美

            京料理梅村
                       豪華絢爛

20 : 55 : 42 | 京料理 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
京料理
2008 / 12 / 17 ( Wed )
気軽に京料理Ⅱ

師走の京料理

気軽にそれでいて本格京料理のお店”割烹ひろ多”

割烹ひろ多さんは堀川丸太町を西へ大宮通を1本西の通りを上がったところにあります。
二条城の近くに位置し、この界隈は京の町屋の雰囲気が残るところ。

割烹ひろ多さんでは出来るだけ手を加えず素材の持つ本来の味わいを残し、美しく盛り付け
される、 まさに「京料理」を味わうことができるお店です。

若主人は津軽三味線もたしなまれ、お店の感謝の催しにはご披露頂けるそうです。
まだ残念ながら私は聞いたことがありません。


ひろた2 ひろ多3

ひろ多 菊の花ご飯2


師走のある日訪問してきました。
この日は 突き出しから 鴨だんご、 三種盛りのおつくり、 城之崎津居山の蟹、 
松茸入りの蒸し物、 お寿司、 果物  と次々と綺麗な器に彩りよく盛り付けられたお料理は
目で味わい、口で味わい、雰囲気で味わいとまさに五感で味わう京料理でした。

そして親しい友との会話も一層弾み至福のひとときを過ごすことができました。

今回は特別にということで、お土産に頂いた”菊の花ご飯”、は馥郁と柔らかい
菊の花の香りとともに味わい深いご飯でした。

 ひろ多さんでは月、火と定休日 営業は午後6時~ おまかせは5,000円から
        電話075-801-7973

 ひろ多のすぐ近くで本店のうお庄もあり(075-801-8147)、どちらも事前予約が必要です。

1年の自分へのご褒美と又新たな英気を養うそんなひと時に気軽に京料理は最高です。!
09 : 24 : 28 | 京料理 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
光のファンタジー
2008 / 12 / 14 ( Sun )
京の風物詩 ”光のファンタジー”

光のファンタジーといえばなんといっても神戸のルミナリエに代表されますが、
京の都にも素晴らしい光のファンタジーを楽しむところが近年増えまいりました。

ローム6 ローム1

ローム2 ローム4

その代表的ともいえる「ローム株式会社」のイルミネーションをご紹介します。

京都は物づくりの街ともいわれております。
伝統工芸からハイテク産業といずれも世界的にその実力を誇る企業が混在している
そんな中の一つに「ローム株式会社」があります。

1958年創業で50周年を迎えるローム株式会社は一気にその業績を伸ばし現在では
連結で2万人を超す従業員を抱える大企業となりました。

そんなローム株式会社が環境に配慮した「カーボンオフセット」を取り入れたイルミネーション
で市民を異国の世界へご案内します。

カーボンオフセットは家庭の二酸化炭素削減分を購入し排出の相殺を計るシステムで
これを利用して本社内の街路樹(ケヤキ、ヤマモモ)に60万個の電飾を灯し、それは見事な
そこは幻想的な異国の世界です。


このイルミネーションは
11月27日~12月25日の間 毎日午後4時45分~午後10時30分まで点灯されているようです。

是非鑑賞されてみては如何でしょうか

こちらえは市バス西大路五条から西へ徒歩3分 西大路花屋町から徒歩5分のところにあります。
14 : 29 : 17 | 京の暮らし | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
式包丁
2008 / 12 / 11 ( Thu )
式包丁分解1

生間流式包丁

 京都は堀川上立売通を西へ2筋入って北へ上ると程なく西側に楚々とした暖簾の
かかった料亭萬亀楼が見えてまいります。

 萬亀楼の創業は享保7年、以後280年以上の歴史を持つ京料理の老舗、
その萬亀楼では京都が誇る 「有職料理」とともに「生間流(いかまりゅう)の式包丁」
継承 されています。

 式包丁は京都の御所に継承される食の儀式で、平安中期の藤原道長の時代に宮家より
伝わり1100年の歴史を有します。
その流儀には四條流、四條家園部流、四条園流、大草流、生間流があります。

 藤原一族によって完成された生間流は八条の宮。有栖川の宮と経過しながら現在は
第29代目にあたります。

 式包丁というのは取り烏帽子・袴・狩衣という姿で
まな板の上の魚・鳥を一切手を使わず包丁で料理し節会のめでたい瑞祥表現で盛り付ける
という儀式です。

           式包丁分解3

今回は「藻隠れの調べ」をご披露いただきました。
 現在も年、数回奉納されています。(10月20日にえびす神社、
      12月13,14日にみやこメッセの京料理展示大会等において)

    (写真・内容はお店のご了解を得て掲載しております。)

09 : 00 : 00 | 京料理 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
京の風物詩 大根炊き
2008 / 12 / 07 ( Sun )
師走の風物詩「大根焚き」

京の都では師走になると一年の締めくくりでいろいろな行事が繰り広げられます。

その中でも一年の厄払いの「大根焚き」は木枯らしの吹き出した寒い日に冷えた体を
大釜一杯に焚き上げられた熱々の大根が温めてくれるのは至福の心地がいたします。

大根焚きといえば12月7日~8日に行われる「千本釈迦堂(大報恩寺)」が最も有名で
毎年5000~6000人もの人々がお参りされると聞きます。

その他にも、
比叡山延暦寺では11月15日~24日に「至福の大根炊き」が
右京区の別格本山覚勝院では11月22日~23日に「聖天様の大根供養」が
右京区鳴滝の三寶寺では12月6日~7日
右京区鳴滝の了徳寺では12月9日~10日
と夫々行われています。


三宝寺玄関 三宝寺1    

今回は三寶寺の大根焚きをご紹介いたします。

日蓮宗の三寶寺は正式には「金映山妙護院三寶寺」といい、この号は後水尾天皇より
賜ったとか、寛永5年(1628年)に中正院日護上人を開山に迎え建立されたそうです。
お経は「南無妙法蓮華経」と唱えます。

 三宝寺本堂   三宝寺6

本堂は昭和4年「昭和天皇」御即位式の建造物を一棟下賜せられ、これを移築して本堂
とし、堂内には日蓮宗宗宝の日蓮聖人、日朗上人、日像上人の御真骨を奉安し、
釈迦如来、多宝如来、子育て鬼子母神をお祀りされています。

境内には「お車返しの桜」が有名で京都府の府民の木と認定されているようです。


三宝寺2 三宝寺3

この日は先ず本堂でお会式のお参りをし、一年の罪と穢れをお払いして頂き
一年に一度この日にご開帳される日蓮宗宗宝にお参りをしてから、大根焚きを戴きます。

日蓮聖人は供養された大根焚きを「大根は大仏堂の大釘の如し、あじわいは『とうり天』
の甘露の如し」
といわれたとか、
長大根に嵯峨豆腐で有名な油揚げがやわらかく焚かれ、熱々を供されます。

また三寶寺の「ゆずご飯」が冷えた体を温める良薬として香りも豊かに味わい深く戴くことができます。


三宝寺妙見  三宝寺千体佛

三宝寺縁結び  三宝寺茶室

境内は山手の方まで広く妙見大菩薩堂、千体佛堂、縁結びの塔、茶室などがあります
こちらの大根焚きは「中風封じ」のご祈祷がなされているようです。
 大根焚きは700円、ゆずご飯は800円でした。

三寶寺へは市バス10,26,59系統で福王寺下車 徒歩15分 この両日は福王寺より送迎バス
 が運行されています。
22 : 56 : 58 | 京の暮らし | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
堀川通り
2008 / 12 / 04 ( Thu )
堀川通    堀川2

 堀川通りの銀杏並木

京都の堀川通は市内を南北に通じる最大の幹線道路、道幅も広く交通量も大変多い通りです。

かって平安京のころ京の都は大路、小路として区分けされ、今日の碁盤の目状の都市区画の
基礎が築かれました。 

堀川はその堀川小路にあたり、鎌倉時代には堀川と呼ばれた川でいかだが運ばれたり、
また友禅染めのまちとして、友禅流しにより色とりどりの水が流れていたという
資料も残っているそうです。

堀川通が今日のような大通りになったのは戦時中強制疎開により広げれて実現しました。

終戦後は二条城あたりに占領軍の飛行機の発着地となった時代もあったようです。

今日では北は賀茂街道から南は油小路に接続するまでの中心的幹線道路となっています。

最近この堀川通にもう一度水を流して市民の憩いの場とするべく平成22年を目途に現在
工事がすすめられています。

その堀川通の とりわけ今出川から北大路間に素晴らしい銀杏並木が続きます。

11月下旬から12月の上旬には一斉に青葉から黄金色に色づきます。

やがて、銀杏の実を落とし、最高の装いをして、最後に葉っぱを全て落としてその根元に
銀杏の葉の絨毯を敷き詰め、又来春新しい芽吹きのための冬支度にはいります。

今まさにその一時の装いの様子をご紹介します。


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くずきり
2008 / 12 / 03 ( Wed )
行列ができる お菓子Ⅱ

 くずきり

かぎや3 かぎや

京都の八坂神社のすぐちかく四条通北側に”鍵善良房”という
くずきりで有名なお菓子屋さんがあります。

創業は江戸中期・享保年間(1716~1736)だとか、しかし鍵善の蔵の中から
寛永7年と慶応4年の上菓子屋仲間の「定め書」「申し合わせ書」「添證文」などが
見つかったとか、その歴史はさすが京都ならではと思われる。

ここの”くづきり”がいつも行列ができるほどの人気のお菓子です。


くずきり2 くずきり1


昭和の初期に信玄弁当の器を模して「くずきり」「黒蜜」を螺鈿製の器で
京の祇園に遊ぶ文人、墨客をはじめ通人、粋人と言われる人に好まれた
のが今の形になったそうです。

冷たく冷えたくずきりが喉越しよく ツルツルー と黒蜜の甘さとともに味わえます。

夏は殊の外おいしさも増しますが、年中おいしく、そして年中行列ができています。

鍵善さんの営業時間は午前9時半から午後6時まで(土日は午後7時まで)
       くずきりは900円でした。 ほかにも京菓子が販売されています。

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