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京都市 文化財防災マイスター
2012 / 09 / 28 ( Fri )
京都市 文化財防災マイスター

京都市南区上鳥羽に京都市消防活動総合センターがあります。

京都市消防活動総合センター

この京都市消防活動総合センターは「消防学校」「訓練施設」
「活動支援施設
」などが置かれていて、消防活動の拠点として平成18年から
工事が始められ平成21年に建設が完了し、全面運用を開始された施設です。

平成23年の東日本大震災では京都市をはじめ全国各地の消防本部で緊急消防
援助隊が編成され、四国、九州などの援助隊の中継点としてその役割を
果たしたところでもあります。

古都京の都はは多くの木造文化財を抱え、火災の危険率は非常に高いところ
でもあります。
そこで京都市では毎年50名を約10年間かけて500名を目標に文化財防災マイスター
の研修と普通救命講習を実施されております。

近年主要施設などにAED(自動対外式徐細動器)という心臓蘇生のための機器が
設置され、目にすることが多くなりました。
だがこの使い方を知る人がまだ少ないのが現状です。
そこでこの機器を必要とする時に素早く使用して一人でも多くの命が救えるように
と普通救命の講習会が消防活動総合センター始め自治体や団体で実施されています。

今回はその普通救命の講習と文化財防災マイスターの研修を受講して参りました。

火災報知機

京都市消防活動総合センターに展示されている「火災報知機」は昭和26年頃から
街角や文化財などに設置されていたものでボタンを押すだけで消防局へ火災を知ら
せるものです。 その後電話の普及により昭和48年に344基あった火災報知機の
運用が終了したそうです。 

消防車

展示の写真右側のものは「馬挽蒸気ポンプ車」
1884年製でロンドンシアントメイソン社のもので修学院離宮に配置され
ていましたが、明治34年(1901年)に始めて京都府上・下両区の火災消防組
配置されたそうです。
とても消防車とはおもえないモダンなものです。

左側は「シボレー消防車」
昭和22年京都帝国大学(現京都大学)に自衛消防自動車として配置され活躍
したもので平成元年に京都市消防局へ寄贈されたそうです。
1926年式シボレー車で総排気量2800CC、4気筒エンジン、水冷4サイクル

手漕ぎポンプ

昔から火災を知らせる手段としてとられてきた半鐘
火災の時は普段の時報やお寺の行事の時とは鳴らし方が違います。
村の手こぎで使用されてきた「龍吐水 木製腕用ポンプ)」です。

普通救命講習・・・心肺蘇生の流れ(一時救命措置)

倒れている人発見 ⇒ 周囲の安全確認をして倒れている人に近づく⇒
反応を調べる(肩に手をかけ大丈夫ですか 3回ほど繰り返し確認)⇒
助けを呼ぶ(119番通報、AEDの要請を行う) ⇒ 呼吸の確認(10秒以内) ⇒
呼吸をしていなくて人工呼吸をおこなえる時はただちに心肺蘇生法(胸骨圧迫)
両手重ねて腕を伸ばし、手の付け根で胸の真ん中(押してはならない場所は
みぞおちの突起している骨)を5cm沈む位の力で1分間に100回位の速さで
絶え間なく圧迫する。(一人では出来ないので応援を要請)⇒ 人工呼吸
できる場合は顎を持ちあげて気道確保し、500ccを2回ほど人口呼吸をする。
(人工呼吸は注意を要する。その人の既往症など確認できない)
⇒ AEDが到着したら手順(アナウンス)に従って行う(スイッチを押す時は
傍に人がいないことを充分確認すること)救急車が到着したら引き継ぐ。


防災マイスター(消火活動)
京都市の文化財火災の発生件数は
昭和23年から現在までで144件、その内放火が62件だそうです。
最近では寂光院の火災が記憶に新しいところです。

京都市では昭和30年に防火デーの制定、昭和48年には機構改革で文化財係の
設置など文化財を守ることに力を入れておられます。

消防学校でも皆さんキビキビとして、真剣に訓練に取り組んでおられます。
今回防災マイスターで実際に経験してみると、放水の水圧はとても強く
ホースも重いもので、しかも暗い、熱い、危険、と大変なお仕事であることを
実感いたしました。
お世話くださった先生方はそれぞれ実地訓練で身体を使って丁寧に説明くださり
頭のさがる思いをいたしました。

放水訓練

京都市民を守る消防署の活動は命が懸っている職業であるだけに、日常の
訓練は欠かせないものがあります。

火事を見つけたら
①廻りの人に知らせる。
②初期消火
③避難(安全なところに)
④応急救護
⑤要請に従って文化財搬出活動のサポート

日夜の消防局ご活躍に感謝し、火災には十分注意して生活したいものです。

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聞香
2012 / 09 / 14 ( Fri )
香道 聞香体験 

京都御所の近く、室町通出水下るに江戸時代から続くお香の
山田松香木店があります。
こちらで聞香体験をさせていただきました。

香は538年頃に仏教伝来とともに日本に伝わってまいりました。
又、754年に鑑真和上が来日し、練香の製法を伝授したとも伝えられて
おります。

当初は仏前を清めるために主に寺院などで用いられておりましたが
平安時代から貴族の間で部屋、衣服、頭髪などにたき込む風習が生まれ
薫物が貴族の教養となり「薫物合」が流行いたしました。

室町時代に香道として確立したようです。
足利義政は香木を愛用し、蒐集した香木に命名をして、東山山荘で聞香
三昧の日々を送っていたと言われております。

全盛期の香道にあってその中心は宮中御香所に補せられた三条実隆で、
その子孫が「御家流」とし、武家社会では志野宗信の子孫が「志野流」
して二つの流派が生まれました。

元禄時代になりますと、高級香材が一般社会にも及び、上流階級では
教養の必須として香道が広く普及し、その一つの形式として香りを
聞き当てる「組香」が編み出され、「源氏香」「競馬香」が創作され
日本の独自の香りの文化が受け継がれて参りました。

山田松香木店

香木は樹木より採れる香料全般のことで、白檀、沈香、伽羅などが
あります。
原産地は主にインドネシア、チモール周辺、アジアなど太平洋の赤道
近くに分布しているそうです。

伽羅は香木の中でも最上品とされ、ベトナム周辺で採取され良品が多い
ようです。が産出も少なくその価値は金に等しいとされているようです。

きゃらの古木

沈香は原木は軽いが、樹脂が沈着した部分は重く水に沈むため沈香と名付け
られたそうです。
香りは伽羅と同じく香り文化の基調をなしていると言われております。

沈香

香木は単品で使われることが多いようですが、練香、線香は調合して
幾種類もの香材を組み合わせて作られるようです。

香木

幾種類もの香木が組み合わされて造られる香木は種類も多くあります。
夫々に香りがはっきり分かれるものや微妙な違いのものがあります。

香木2

江戸時代の香箪笥は蒔絵が施され豪華なものが使われておりました。

香箪笥

お香のお手前は、先ず灰のかき上げが行われます。

1灰のかきあげ

次に灰押さえ、灰箒で香炉の廻りを履きます。

灰押え2

そして又灰押さえ、灰の表面を五つに分けます。(清める)
その後、正面に当たる聞き筋を入れます。

3表面を5に分ける
 
お手前の道具一式です。

香手前

今日は初歩段階の「香三種」を体験させて頂きました。
三種類の香りを聞き分け、同じ香りの物は上段で横につなぎます。
そして香りの銘を書き入れるというものです。

三種香

香を聞くお作法は、先ず正面に香炉の柄の中心を手前にします。

作法1

正面の柄を時計と反対廻しに2回廻します。

作法2

右手の親指と人差し指で輪をつくりその間から香を聞きます。
その際、息を吹きかけないように、聞いたら顔を横にして、2~3回聞く
ことが出来ます。そして又柄をもとにもどしてお隣に廻します。

作法3

最初(第一)の香りです。

第一の香

第二、第三と夫々の香りが廻ってきて、その香りが同じものか、
まったく別のものかを聞き分けます。

第二の香

同じようで、違うようで、聞き分けるのは難しいものです。
瞬間の香りで判断するのがいいような気もいたしました。

香りは、気持ちを静めたり、高揚させたり私たちの周りには
いろいろな香りがたちこめていますが、このようにゆっくと
香木のもつ香りを楽しむのも素敵なことです。日本の文化は
素晴らしいです。

23 : 25 : 03 | 京のお寺・神社 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
韓国国立博物館
2012 / 09 / 13 ( Thu )
韓国 国立博物館  
 弥勒菩薩半跏思惟像

韓国のソウルの龍山区に国立中央博物館があります。
1945年12月に開館した国立中央博物館はモバイル展示案内と
先端映像パネルなどのシステムを構築した「IT博物館」とも言われて
おります。

国立博物館

韓国国立中央博物館の敷地面積は93,000坪で東側には常設展示室、西側には
企画展示室、子供博物館、教育館、図書館等からなり、建物は中央は吹抜け
になっていて自然光をうまく取り入れられた非常に明るくきれいな建物です。

常設展示室は特別企画展以外は無料で見学することができます。
子供たちが記録ノート持って一生懸命目を輝かせながら勉強にきていました。
ここでは事前に予約をすれば無料で日本語の説明をうけることができます。
このように韓国では国立博物館を無料にして教育にも力をいれていることは
素晴らしいことだと感じました。

国立博物館2

この国立中央博物館には、韓国の国宝78号と、83号に指定されている
「弥勒菩薩半跏思惟像」が一年ごとに入れ替えて展示されています。

日本には「広隆寺」にこれと同じポーズの半跏思惟像が日本国宝第一号の指定を
うけて展示されています。 材質は「アカマツ」でできています。

韓国の半跏思惟像は金銅でできていて、広隆寺のものとはやや硬い感じを受けます。

説明によりますと韓国の半跏思惟像は17世紀前半の新羅時代に造られたもので
韓国人が最も好む仏像として親しまれ、苦しい生活を乗り越えるために昔の人々
はこの半跏思惟像に願い事をし、心の平安を求めたそうです。

弥勒菩薩半伽思惟像

右足を組みやさしい顔立ちで口元にほほえみを浮かべしなやかな指は頬に少し
あてられ何か考えているような足と手の繊細な表現が人々の心に安らぎを与え、
人々をひきつける魅力があふれているようです。

半伽思惟像2

後ろ姿もきれいに保存されていて、衣の襞もやわらかな曲線が出されて
います。

半伽思惟像3

日本には広隆寺の国宝第1号の半跏思惟像のほかにも全部で30体くらい
の半跏思惟像があるそうです。
6世紀から7世紀にはこのような姿の仏像は好まれて彫られたようです。
23 : 03 : 07 | 京の暮らし | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
杉本家住宅
2012 / 09 / 03 ( Mon )
杉本家住宅(国の重要文化財指定)

京の下京区新町通綾小路西入るに杉本家住宅があります。
「奈良屋」の屋号で寛保3年(1743年)に初代杉本新右衛門が呉服屋
として当初烏丸四条下るに創業されました。
明和4年(1767年)に現在地に移されました。

奈良屋は京呉服を仕入れて関東地方に販売する「他国店持京商人」として
繁盛し、三代目から七代目までは西本願寺の勘定役もつとめる盛況ぶり
でした。

現在の主家は元冶元年(1864年)の大火の後、明治3年(1870年)に
再建されたものと伝えられております。

駒札


主屋は表通りにに面する店舗部と裏の居室部を玄関でつなぐ表屋造形式
京格子、大戸、犬矢来、つし、二階に開けた土塗りのむしこ窓等、全てが
昔ながらの典型的な平格子の佇まいとなっています。
この杉本家住宅は町家としては市内最大規模で保存状況もよく、京都に
おける大店の建築遺構として極めて高い価値を有するといわれ、平成22年
には国の重要文化財に指定されています。

また建物内の庭は「京町家の庭」として国の名勝にも指定されています。
「座敷庭」「露地庭」「仏間庭」「店庭」「走り庭」といった町家の特徴である
屋内に細く伸びる「通り庭」を含み住まいの眺望や園遊する庭に加え
日々の生活に欠かせない作業場としての庭が造られているところに特徴が
あるといわれております。

店舗1

店構えも立派で広く往時の盛況ぶりが窺える面影を残しております。
現在は奈良屋記念杉本家保存会により保存、管理されています。

店舗2

年に数回公開されています。
その内で祇園祭では「伯牙山」のお飾りをされています。

又秋の一般公開では11月17日(土)に財団法人設立20周年記念茶会が
催されることになっています。事前申し込みが必要です。

詳細は杉本家住宅の公式ホームページをご覧ください。
http://www.sugimotoke.or.jp/event/index.html


22 : 17 : 43 | 京の暮らし | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
長円寺
2012 / 09 / 02 ( Sun )
長円寺

京の下京区松原大宮を西に入った中堂寺町、中堂寺の隣に長円寺があります。
延命山と号し、浄土宗の本派に属します。

慶長13年(1608年)京都所司代板倉伊賀守勝重が清巌和尚を開基に迎え
建立されたと伝えられております。

洛陽観音霊場 駒札

板倉勝重の没後その法名「長円院」にちなんで「長円寺」と名付けられました。
天明の大火の折に堂宇は焼失いたしました、第15世瑞誉上人の時に再建され
華頂宮頂法親王から「長円寺」の額を賜ったとされています。
ご本尊は慈覚大師作と伝えられる阿弥陀三尊が祀られています。

山門

観音堂にお祀りされている聖観音像は平安期恵心僧都が疫病・疱瘡の流行を
鎮めるために刻したと伝えられ、疫病に霊験があると信仰を集めています。

長円寺は洛陽観音めぐり第24番札所とされています。

観音堂2

境内には仏足石が置かれていました。

仏足石

21 : 59 : 07 | 京のお寺・神社 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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