京の冬の旅
2014 / 01 / 30 ( Thu )
京の冬の旅 聚光院(大徳寺)

京の冬の旅2は聚光院です。

聚光院は大徳寺の22ある塔頭のうちの一つ。

永禄9年(1566年)に三好長慶の菩提を弔うために、子供の義継によって
創建されました。

ご本尊は釈迦如来、本堂は室町後期の建立で重要文化財に指定されています。
現在昨年の9月の台風18号の影響で、屋根の修理が行われているため、
庭園には足場が組まれていてよく拝見することはできません。

この庭園は「百積の庭」として狩野永徳の下絵を元に千利休が作庭したもの
として国の名所と伝えられています。

方丈の障壁画は狩野永徳と父松栄の「花鳥図」「瀟湘八景図」「琴棋書画図」
などの国宝が(複製)が飾られています。

聚光院

又利休好の茶室「閑隠席」「桝床席」が公開されています。
いずれの茶室も重要文化財に指定されています。

聚光院山門

公開中、写真は一切禁止にされています。

聚光院駒札

又千利休と茶道三千家の菩提寺として、三千家の墓地が置かれています。

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十駕
2014 / 01 / 29 ( Wed )
京料理 十駕

京の真ん中、両替町二条下がるに京料理の「十駕」があります。

看板

お店は昔薬問屋であった京町家に「蔵」をイメージした外観に暖簾がかかって
いて落ち着いた雰囲気が漂っています。

十駕の意味は

   驥(き)は一日にして千里なるも
        駑馬(どば)は十駕すれば之に及ぶ

というもの
   で 驥は一日に千里も走る名馬、駑馬は足の遅い馬のこと

  足の遅い馬でも十日走り続ければ一日に千里も走る足の速い馬にも
  追いつくことができる。 目標に向かって努力し続けることの大切
  さを説いた言葉

から十駕というお店の名前が付けられたそうです。謙虚ですね!

十駕ではお料理には京の名水「桃の井」が使われているようです。
桃の井は御所の境町御門から南、堺町二条の造り酒屋さんで湧き出る名水です。

そしてごはんはその日に使う分だけその日に精米をされているという
徹底した「おもてなし」の心が込められております。

御主人は伝統的な技法を忠実に手間ひまを惜しまないとこだわりをもって
お料理に向き合っておられというまさに「京料理」の真髄を込められて
おられます。

そんな十駕に夜の会席を堪能してきました。


十駕のれん

先付はお正月の雰囲気をだした「くわい」(目がでるように・・京のお節)
京野菜が彩りよく、歯ごたえもシャキシャキとしてさっぱりします。

オードブル

さすが十駕さんですね! 椀ものは「はなびら餅」に芽蕪、金粉がそえられ
ています。
そしてこのお椀がすばらしい!表は黒塗りですが、蓋をあけると金塗りで
一椀ずつ模様が違うところは開けてのお楽しみです。

まさに一椀に一服の絵があります。 京料理の醍醐味です。

はなびら餅

お造りはぶりと鯛です。
ぶりは油を緩和するために平面の大根が、鯛にはけんの大根が挟んであり
口の中でうまく調和した味わいです。

おつくり

なんと豪華な盛り合わせ
中央には「春待桜に照葉」その周りに7種類の品数です。
さわらの幽玄焼き、ちしゃとなまこのおろし和え、守口大根の薬味、
たらこの卵よせ、人参、合鴨ロース、はじかみ

もりあわせ

ゆずの器の中はなまこのおろし和えです。
こりこりと歯ごたえもよく大変美味です。

なまこ

天ぷらはころもがしっとりと、中はシャキとした味わいです。

天ぷら

わかさぎの南蛮漬けは酢っぱ過ぎず、薄すぎず絶妙なお酢加減で
わかさぎの歯ごたえもよく美味です。

わかさぎ

おにぎりのお茶漬けにはちりめん山椒とすぐき漬けが乗せられています。
すぐきの酸味とちりめん山椒の香がとてもさっぱりします。


お茶漬け2

デザートは抹茶ババロアに豆腐クリームが添えられ、リンゴのコンポート
の2種です。

デザート2

どれも手間ひまをおしまないをモットーにされた味わい深い品々で
目で楽しみ、味で楽しみ、音(歯ごたえ)で楽しむことのできるお料理でした。

十駕へは事前予約をされてから、電話は075-213-2234です。
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京の冬の旅
2014 / 01 / 19 ( Sun )
京の冬の旅 大徳寺 興臨院

大寒(20日)を迎え京の町は今朝は雪景色です。
京の底冷え、今朝はとても冷え込みました。
大学のセンター試験も始まり、受験生はこの雪で大変です。

大徳寺総門


1月10日から始まった、「京の冬の旅」大徳寺の興臨院へ出かけてみました。

興臨院看板

興臨院は大徳寺の塔頭22ある中の一つで、
天文年間(1521~1533年)に能登(現在の石川県北部)戦国大名畠山義総が
仏智大通禅師を開祖として建立されたものです。

畠山家が衰退した後は前田利家によって修復が行われ、以後前田家の菩提寺
となりました。

墓地には畠山家歴代のお墓が置かれています。

表門は檜皮葺で平唐門となっていて大徳寺山内でも古いものといわれ
「興臨院の古門」とよばれ重要文化財に指定されています。

山門

表門から本堂へと続く石畳や木々は雪化粧で青空にまぶしく輝いています。

玄関

唐門は唐破風の檜皮葺、門を開けると客侍の花頭窓があり、禅宗建築の様式
を表し重要文化財となっています。

唐門

方丈前の庭園は昭和の庭師中根金作の作庭です。
昭和50年に3年間かけて本堂、唐門、表門などが解体修理が行われ再建当時
に復旧された際に資料をもとに復元されたものだそうです。

蓬莱の世界を表現している庭といわれております。

庭園

扁額は大明梅屋方伯行書とあり、日本国国天啓和尚の為に書かれたようです。

扁額

西の庭園には興臨院ゆかりのかたが琴をされていとところから「琴心塔」や
「爪塚」がおかれています。

琴塚2


琴塚

茶室は「涵虚亭(かんきょてい)」蘇東坡の詩から名付けられたそうです。
古田織部好の四畳台目で特徴は洞床で天井も平天井、落天井、かけこみ天井と
変化が持たせられています。

大徳寺の「茶面」といわれ、毎月28日には利休忌の茶会が行われています。

茶室

手水鉢の水も凍り、添えられている花木も寒々とした中にも凛としています。

手水鉢

京の冬の旅は3月18日まで行われています。
18 : 49 : 25 | 京のお寺・神社 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
松花堂弁当
2014 / 01 / 15 ( Wed )
松花堂弁当

京料理がユネスコ世界文化遺産に指定され、京料理が見直されはじめました。

そんな京料理の中でコンパクトな懐石料理として、松花堂弁当が
重宝されています。

この松花堂弁当とは、江戸時代初期に活躍した新清水八幡宮の滝本坊の
社僧である松花堂昭乗が(1582~1639)が農家の種入れであった器を
四つ切りに仕切りをして小物入れや薬入れ、又煙草盆として使っていた
四角い器がありました。

それを吉兆の創始者である湯木貞一氏がみつけ、これを料理の器にできないか
と考え、これを持ち帰り工夫を凝らしました。

当時の器をもう少し深めにし、これに蓋をつけて四つ切にした夫々の
区画の中に彩りよくバランスのとれた料理を盛り付けて茶会や集まりの
点心などに供したところ大層な好評を得たそうです。

これがどんどん進化し、内容にも工夫が凝らされ、次第に広まり一般化
されてきました。

今日では手軽にお客様に出せるミニ懐石料理として重宝されています。

松花堂昭乗は江戸時代に書画に優れ寛永の三筆(近衛信尹、本阿弥光悦)と
いわれ現在の京阪八幡駅からバスで10分くらいの所に晩年は隠居所を構え
風流な生活に耽っていました。

その隠居所は現在は松花堂美術館として一般にお庭や茶室が公開されて
います。

松花堂


その松花堂美術館の中に、吉兆の松花堂支店がおかれています。


吉兆2

玄関には湯木しの88才の時の額が掲げられております。

氏湯木


お弁当


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映画 「利休にたずねよ」
2014 / 01 / 07 ( Tue )
映画「利休にたずねよ」


利休にたずねよ

今京都の映画館で「利休にたずねよ」という映画が上演されています。

直木賞作家の山本兼一氏の原作を映画化したもので確かな時代考証に
基ずき、海外では日本の美を体現する映画として好評を得ている作品です。

第37回モントリオール世界映画祭「最優秀芸術貢献賞」を受賞した作品

田中光敏監督のもと、美術担当は吉田孝氏

千利休の映画は過去にもいろんな俳優さんによって演じられてきました。

三国連太郎主演の「利休」が記憶に新しい。
この時の美術担当は西岡善信氏でした。
三国連太郎演じる「千利休」は重厚感がありとても印象的でした。
そしてその場面を制作した美術の素晴らしさ、特にラストシーンの竹を
用いた効果はとても印象深いものがありました。

そして今回の千利休は市川海老蔵主演で、若き利休の姿が演じられていました。
精悍で危ういまでに一徹な利休像が演じられ見入ってしまいました。

道具にも本物の長次郎作「黒楽茶碗」が使われていたり、名器といわれる
道具がつかわれていて、美に対する演出も素晴らしいものでした。

これほどまでに人物像、美の表現など映画として最高の表現ができる
歴史上の人物も少ないのではないかと思われます。

千利休が茶禅一味のわび茶を大成した茶道が今日も脈々と伝承されている
精神をこれからも映画などを通して若い人々に感じてもらえれば嬉しい
ことです。

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上賀茂神社
2014 / 01 / 06 ( Mon )
上賀茂神社 竟宴祭

1月5日そろそろお正月気分もお終いの日となりました。

上賀茂神社、正式には賀茂別雷神社では1月5日 午後4時30分から
「竟宴祭」がおこなわれました。

上賀茂神社では年間70数回もいろいろな行事が行われております。

新年参拝の初詣から始まり、その新年の行事の締めくくりの行事が
鎌倉時代から伝承されている竟宴祭に当たります。

そして7日には、白馬奏覧、七草粥の行事へと続きます。

上賀茂神社

先ずは大きなしめ縄をくぐって本殿へ今年の平安無事を祈願いたします。

しめ縄

午

参拝者へのお祓いが行われます。

おはらい


本殿でお供え物や祝詞の奏上が行われた後、境内の橋殿で、京都では
最も歴史を誇る平安雅楽会の雅楽に合せて舞楽が奉納されました。
「抜頭」という出し物で舞楽は一人の舞手で行われます。

平安雅楽

「抜頭」は天平年間(729~749)に林巴僧仏哲によって日本に伝えられた
ものだそうで、猛獣に親を殺された胡人の子が、山野にその猛獣を探し求め
ついに親の仇を討ち歓喜する姿を模したものだといわれております。

舞楽

橋殿ではかがり火がたかれ、幽玄な雰囲気で舞楽が奉納されました。

舞楽2

舞楽3

舞楽4

おみくじはツリーのように結ばれております。
吉とでたか、凶とでたか、今年の運勢は上賀茂神社の神様に
しっかりとお願いいたします。

おみくじ
23 : 14 : 36 | 京のお寺・神社 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
甲午年の始まり
2014 / 01 / 05 ( Sun )
甲午年の始まり

2014年甲午年が始まりました。

甲の年は千差万別の動きがあり、午は目標達成に猛進する。
甲午年は世の中は変化の年としてきわめて重要な年回りとなるだろうと
予測される向きがあります。

我が国も7年後のオリンピックに向けてギアチェンジが行われる年の始まりです。
公共施設の建設が、改築が始まり、景気が上向いて雇用が促進されるように
なると人々の暮らし向きが変わるかもと、期待が膨らみます。


北野天満宮の楼門には躍動感のある日本画家三輪晃久氏の大きな絵馬が
掲げられて、大勢の人が開運を願い参拝されています。

駿馬のごとく今年も力強く一年を駆け抜けていきたいものです。

北野天満宮絵馬2


北野天満宮絵馬

北野天満宮の楼門には阿吽の神のお使い「神像」が置かれていますが、
普段は左右の枠の中にあるため気づきませんが、立派なお姿の神像が
参拝者を迎えてくれます。

北野天満宮 楼門 神像2 北野天満宮 楼門神像1

北野天満宮は学問も神様、芸能上達の神様、1月5日はそろばんの弾きぞめが
行われました。

そしてこれから多くの受験者が合格祈願をかけてお詣りされるようになります。

新しい年の始まり、今年も新たな目標達成祈願をこめて参拝いたしました。
22 : 34 : 22 | 京のお寺・神社 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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