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お茶の京都
2017 / 06 / 18 ( Sun ) お茶の京都
京都府の取り組み、「もう一つの京都」、行こう で 平成29年度はお茶の京都をテーマにお茶の生産地を中心に いろいろな催しが行われております。 京都府庁では毎月第3土曜日に「土曜講座」として 「お茶の京都」から京都の”こころ”がみえてくるをテーマに 4月は「お茶が語る日本と京都の近代」 寺村安道先生 5月は「飲み食いの文化史」 宇野日出生先生 6月は「茶室に学ぶ日本建築の伝統と未来」 矢ケ崎善太郎先生 7月は「茶の湯文化の展開ー裏千家を中心に」 伊住禮次朗先生 9月は「宇治茶の生産ー碾茶づくりにかける思いー」 古川嘉嗣先生 の講演が行われて、毎回定員オーバーの人気の講座となっております。 ![]() 京のお茶の主要生産地の一つ木津川市上狛は 室町時代には狛氏(荘園の役人から有力者にのし上がった)が勢力を 伸ばした地とされ、水運が発達し、木津川の要所でお茶の集散地として 栄えた地です。 ![]() ![]() 上狛は狛氏が拠点を置いた「上狛環濠集落」として邸宅跡や大井戸が あったり、古い農協倉庫が今も残されています。 倉庫は戦時中敵から狙われないように白壁は黒くして目立たないようにした ものだそうです。 ![]() 茶問屋の建物は和建築の立派なものが多く鬼瓦には屋号や創業者の名前が込められた ものが置かれていたり、雨樋のつなぎ目にはお茶壺の細工がされていたり、とても 凝ったつくりがなされています。 ![]() 特に上狛は木津川、淀川、大阪湾を経て神戸港に通じる木津川水運のかなめとして 各地から茶葉が集まり茶問屋が形成されるなど隆盛を極め「東神戸」「今神戸」 などとよばれていました。 ![]() この上狛に「伊右衛門」で一躍有名になったお茶の福寿園の本社があります。 そしてJR山田川駅の近くに福寿園CHA研究センターがあり、お茶摘みの体験が でき、積んだ茶葉をその場で石臼で曳いて、抹茶にして頂くことができます。 お茶摘みは新芽の上の3枚葉だけを摘みます。 ![]() 摘んできた茶葉はすぐに石臼でひきます。 ![]() お茶のふくよかな香りがして、とても貴重な楽しい体験です。 抹茶となったお茶を使って自分でたてて戴きます。 抹茶プリンやお茶葉の天ぷらも味わうことができました。 ![]() お茶の葉の天ぷらは、葉っぱは柔らかく、ほろ苦みも加わって 大人の味わいです。 とてもおいしいでした。 ![]() お茶の葉は現在ではお料理にも使い、いろんな工夫がなされています。 お茶の京都は今も脈々と継承され、京都の特産品の一つとなっております。 その効能も見直され、ペットボトルの急激な拡大とともに頑張っています。 スポンサーサイト
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