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薪能
2009 / 06 / 01 ( Mon )
薪能

京の風物詩 ”薪能”が昭和25年に始まり今年は第60回目を迎えての記念の会が、
平安神宮で本日初日を迎え行われました。 そして明日の2日と両日でおこなわれ
ます。
流行のインフルエンザもどこえやら、早々と大勢の能楽ファンが詰めかけました。

快晴の中、薫風漂う京の都に、平安神宮の本殿を前にして一角は暫し時空を超えた
静寂が漂います。


門 舞台


静かに、静かにシテが登場、ただあたりは笛と小鼓、大鼓の音だけが澄んだ青空に
こだまします。
その昔、まだ今のように電気がなかった時代はただ月明かりと蝋燭の遠火と
かがり火だけの中で行われた幽玄の世界。

かがり火

       提灯


初日の演目は
 翁・・・・・・・能楽の最も古態で天下泰平、五穀豊穣、国土安泰を祈願する
      儀式で「能にして能にあらず」といわれる神事として扱われる
      能です。
      演者も翁の面を神として身を潔斎し演じられるそうです。
 絵馬・・・・・伊勢に現れた天照大神と天佃女命(あまのうずめのみこ)と
      手力雄命(たぢからおのみこと)は天の岩戸隠れを再現し、
      天下泰平をことほぐ神話の能

   火入れ式

 杜若・・・・・丁度季節にもぴったりな伊勢物語から在原業平が東下りの折、
      八橋の杜若を見て都の妻を思うて詠んだ歌から花の精をを描
      いた能
 福の神・・・人間国宝の茂山千作丈と茂山千之丞丈が福の神は幸せを万民に
      与えるその秘訣は楽しくなることだとお告げなさるという狂言

    さすがに人間国宝となられる方の芸はすなわちその方がそこに
    おられるだけだその存在感があふれていることですネ

 正尊・・・・・義経と弁慶が正尊の詰問をかわし緊迫の問答と立ち回りの一説

 と五つの演目が演じられました。

能楽はこのほど世界無形文化遺産にも認められ、その幽玄な世界を醸し出す中には
衣装のすばらしさ、面の表情、澄んだ音色のすばらしさと幾つもの楽しむ要素があり、

夜の帳がおりた中でただ笛の音と鼓の澄んだ音色と静かな舞の中にも感情の
起伏があり吸い込まれていきそうです。

2日目も「翁」に始まり、「花月」、「羽衣」、「釣針」、「紅葉狩」が演じられます。
 
        
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