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洛中・洛外紅葉模様4
2009 / 11 / 12 ( Thu )
洛中・洛外紅葉模様4 ”瑠璃光院”

八背比叡山口 八背比叡山口2

洛北八瀬比叡山口から紅葉の始まった風光明媚な高野川に沿って5分ほど行くと
明治時代の公卿三条実美ゆかりの瑠璃光院があります。

門

今は浄土真宗の本願寺派に属し、無量寿山 光明寺 京都本坊で御本尊は
阿弥陀様

明治の元勲三条実美は太政大臣となり明治政府の最高官として活躍した
公卿がこの地に茶庵「喜鶴亭」と名付けて庵を建てられたのが始まりで
大正時代から昭和の初めにかけて12000坪もある広大なこの地に数寄屋造
りでは第一人者で名声の高い中村外二棟梁によって自然を借景とした数寄屋
造りに大改築されました。
以来、文化財の保護も兼ねて年2回春と秋に公開されています。

元々八瀬の地は古来「矢背」「癒背」とも記されれるように
天武天皇元年(672年)の壬申の乱で大海人皇子が背中に傷を負い当地の
釜風呂で癒されたと伝わり平安時代の昔から貴族や武士からこの地は
保養地として愛されてきたと伝えられます。

かま風呂 かま風呂2

その傷を癒されたかま風呂がこの瑠璃光院の中に再現されています。
当時は半円形の釜の中に10数時間青松葉や槇などを燃やし、内部の土が
充分熱せられた頃合いを見計らって火を引き,煤や燃えカスを取り除いて
そこに蓆をひき寝ころんで温まるというものであったようです。

書院2階 書院2階2

書院2階からは一面燃えるような紅葉が色づいてはっと息をのむようです。
後1週間もすればその光景がみられると思われます。

      瑠璃の庭

瑠璃の庭は30数種類の苔に50数種類の楓や紅葉が錦秋の模様を見せて
くれます。
一面苔に覆われた主庭は深い山道をさまよっているとふと一条の空間に出て
小川のせせらぎに出会う浄土の悟りの世界へと誘うと言われる庭です。

臥竜の庭2 臥竜の庭


茶室喜鶴亭 灯篭
茶室「喜鶴亭」                  室町時代の燈籠

臥龍(がりょう)の庭は今にも天にも昇ろうとする龍が瑠璃光院をとりまいて
守っている風が表してある池泉庭園で、佇む人の心を解放し昇運の兆しを
もたらすと言われます。

花鳥図   草花図
江戸期の絵師 青々其一の花鳥図      室町時代の草花図

書院を飾る屏風は室町時代の草花図、富岡鉄斎の山岳風景図などを
拝見することができます。

後1週間ほどすれば紅葉も一段と色鮮やかさを増して素晴らしい瑠璃光院が
みられます。

瑠璃光院へは叡山電鉄 八瀬比叡山口下車5分余りです。
21 : 55 : 16 | 京のお寺・神社 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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