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木津川の流れ橋
2009 / 11 / 15 ( Sun )
木津川の”流れ橋(上津屋橋)”

木津 流れ橋


京都の城陽市と八幡市に流れる木津川に通称流れ橋(上津屋橋)が昭和28年(1953年)
3月に架けられました。

全長356.5mの日本では最長級の木造橋です。

流れ橋はもともと川幅の狭いところに板を渡し、その板が流れてしまわないように
紐などで結んでおいたのが原型だと考えられているそうです。
自然の飛び石を利用したり、川幅に合わせて造った橋脚に板を渡したものが
橋に発展していきました。

流れ橋


この木津川に架かる橋の構造は、台風や梅雨時の豪雨のために水位が上がると
橋脚に連結された上部工が8分割して流れるという仕組みに造られているようです。
橋板が容易に流れることによって流木やゴミ等の漂流物が橋に引っ掛かかり
堤防が決壊するなどの被害を未然に防ぐことができ、橋板を紐で連結しておく
ことによって水が引いたときに復旧し易くなるというものだそうです。
それもただ流れるというのではなく8分割にしてワイヤーロープで繋留橋脚にがっちり
とつなぎとめられていて、洪水時には筏流しのように見え、洪水が去るとロープで
つなぎとめられていた上部工を又敷き並べ復旧するという誠に不思議な橋です。

昭和28年に架けれれてから56年間に17回ながされました。
最近では今年になってながされ、現在は8分割になったままで橋は橋脚だけに
なっています。 次の洪水が来たときに水の力を利用して掛けなおされるのだ
そうです。

市民からは上津屋橋と呼ばずに通称「流れ橋」と呼び教科書には「名橋」として
紹介されたり、今でも城陽市と八幡市を結ぶ自転車歩行専用道路として多くの
市民に利用されています。

又白砂と清流によく調和し、のどかな趣は時代劇の撮影にもしばしば
使われております。

いかに経費を掛けずに洪水による被害の少ない橋を架けるか、自然条件の
中で、自然と逆らわず共存していこうとする生活の知恵が生み出した橋といえます。


折しも今民主党が各省庁の事業について仕分けの作業がなされ、
税金の使い道が少しは明らかになるかとも思われる中で、この橋が架けられた
素晴らしい理念をもっと広く知って頂ければと願うものです。
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