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萬亀楼
2010 / 07 / 02 ( Fri )
有職料理 萬亀楼

暖簾

京は堀川下長者町の西側、猪熊通出水上るに ”有職料理 萬亀楼”
あります。

享保7年(1722年)初代は「萬屋」として造り酒屋から始まり
1780年天明の飢饉でお米が不足し、酒屋から茶店を営むようになり
屋号を「萬亀楼」とされたという老舗の料亭であります。

有職料理を継承される料亭としてもその名を知ることが出来ますが
同時に生間流の式包丁も継承されておられます。

巻物

萬亀楼に残されている巻物や古文書などを拝見し、
寛永3年徳川家光が二条城で御水尾天皇の御成行事の際に出された
料理の献立表が残されていて、その料理人の中に生間流が選ばれた
と当代御主人から御説明をお聞きしました。
その献立の数は非常に多く、お菓子の中には羊羹やかすてら等も含まれて
いたようです。

有職料理1

有職料理とは南北朝から室町時代より政治の実権が公家から武家に移り、
武家の饗応料理として本膳料理が確立していった
朝廷や節会などで供された本膳料理である雅な料理が有職料理であります。

式包丁 式包丁 重陽

式包丁は平安時代より宮中で行われてきた、節会やおめでたい日の食の儀式
で、そのいでたちは烏帽子に狩衣、袴姿で俎板の上の魚や鳥には一切手を触
れず包丁とお俎箸だけで瑞祥のめでたい形に切り分けるというものです。
京の都に残されている唯一の生間流をこの萬亀楼さんが継承されておられます。
今日は重陽の節会の姿を御披露いただきました。

その萬亀楼さんで今回は竹籠弁当を戴きました。

胡麻豆腐 御造り
胡麻豆腐                 お造り(鯛、鰹、貝割れの葛固め)
 
竹かご 吸い物
竹籠(上の葉はかじの葉・・この葉に     竹籠には19種類お料理が盛り
 昔は文を書いて送ったと言われている    こまれています。
 そうです。特に昔は七夕祭にはこのかじ   お吸い物はやはりハモ、とうがん
 の葉に歌を書いてお供えしたそうです。   卵豆腐
 又、古代から神事に捧げる神木と
 しても尊ばれたと伝えられております。
 そんな心憎い演出はさすがに老舗の心遣いです。


ほたてご飯 フルーツ
ホタテの蒸しご飯         水ものはマンゴのゼリーよせ、さくらんぼ

お料理は素材のもつ味をいかした、見て楽しみ、味わって楽しみ
その後味でしっかり味わうとても美味しいお料理でした。

萬亀楼さんへは事前予約をお昼の竹籠弁当6,325円(税・サ込)から
有職料理36,225円まであります。 電話075-441-5020です。
式包丁は年数回奉納されています。近くでは7月7日貴船神社の水祭りでも
奉納される予定です。
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