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第七回 京都映画祭
2010 / 10 / 09 ( Sat )
第七回 京都映画祭

祇園会館

京都映画祭が今年は第七回を迎え10月6日~11日まで開催されています。
今年のテーマは「戦国と幕末のヒーローたち 時代劇が描いた歴史」

6日のオープニングセレモニーは京都会館で佐藤純彌監督と北大路欣也氏
の対談と映画『桜田門外ノ変』や新撰組リアンのコンサート等が行われました。

7日からは祇園会館をメイン会場として、京都シネマや京都文化博物館
京都芸術センターなどでいろいろな催しが行われています。

映写機 舞台

ここ祇園会館は昭和33年に地域の財界、や営業力をもった方々により
建てられた会館で、当初は演劇や発表会の会場として親しまれておりました。
一時はボーリング場もあり、またマハラジャ(ダンス会場)などとしても
若者の人気を集めておりました。

そんな祇園会館は昭和のスタイルを残した映画館でもあります。
3本だてで入替なしの今では懐かしい映画館です。
置かれている映写機は昭和22年の栗山4号というものだそうです。

8日(金)は午前11時から徳川家康、新撰組始末記、利休、御法度
の映画が上映されました。
その間で午後6時から利休に出演された三田佳子さんと映画監督の
中島貞夫さんのトークショー
が繰り広げられました。

利休の映画は勅使河原監督の作品で随所に御花(華道)が採り入れられ
たり、三千家の協力もあり、本物の楽茶碗(数千万円)がつかわれて
いたり、利休が自刃に向かう最後の竹を使ったシーンは時代劇の中でも
素晴らしい演出で改めてストーリー以外にも感動をおぼえました。

当時の撮影のエピソードをトークショーではワダエミさんが衣装担当で、
紙小袖や紙を使った衣装で扱いに大変だったことや、間合いの取り方、
立ち居振る舞いは宗家に行って御稽古をされたこと、メークなどに工夫が
こらされたことなど興味深い裏話を聞くことができました。

芸術センター

シンポジウム

9日は午後2時から京都芸術センター「時代劇の虚構と真実 創作の
秘密を語る」と題して

映画監督 篠田正浩氏、中島貞夫氏、美術監督 西岡善信氏、
脚本家 高田宏冶氏、
司会 映画評論家の山根貞男氏による
シンポジウムが開催されました。

いずれも映画界の巨匠ばかりのお話で2時間があっという間に過ぎました。

お話で、京都はかって都があった地で、日本の伝統芸能(能・狂言・歌舞伎)
が継承されているのみならず、お寺があり、神社があり、時代劇の
製作にはチャンバラ以外の美、歴史の重みがある地である。

西岡氏は利休の映画で茶道の十徳という教えや、美術の本当のねらいを
教わった。野づらという場面は日本人しかできない繊細な場面である。

又諸氏のお話では、時代劇は虚構=真実=事実をどのように具象化するか、
真実をどのように表現するかと努力するところにいい作品が作れる。 

だが真実を知る資料は極わずかで演じる人によって、人物像が変わる。
真実と虚の隙間をねらう(虚実皮膜論)

時代劇はどれが本当かわわからない。殆どが嘘、作られたものであり、
それを自信を持って作らないと映画はつくれない。

等そのほかにもいろいろな裏話を交えながら興味深いシンポジウム
がおこなわれました。

11日にはクロージングパーティーが俳優スタッフの方々も参加され
京都祇園ホテルで(3,500円)開催される予定です。
映画ファンにとっては京都ならではのとても楽しい催しです。
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