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洛中・洛外紅葉模様
2010 / 11 / 13 ( Sat )
正伝寺

京の北・西賀茂に正伝寺というお寺があります。

門 階段2

正伝寺は臨済宗南禅寺派に属し、山号を吉祥山といいます。
ご本尊は釈迦如来

文永5年(11268年)宋のごつ菴普寧禅師の法をつがれた東巌慧安禅師に
よって創立されました。
寺名はごつ菴が「正伝」の額を掲げたことに由来します。
蒙古襲来の際、慧安が岩清水八幡宮に参詣祈祷した功により亀山天皇から
正伝護国禅寺の寺号を賜ったと伝えられております。
その後、比叡山宗徒に破壊されたが加茂の祠官森経久の援助で現在の地に再興
され諸堂伽藍を造営して後醍醐天皇の祈願所ともなり、壮観を極めてと伝えら
れております。

後、応仁・文明の戦火で焼失してしまいましたが、豊臣秀吉や徳川家康の援助
で再興され一時は塔頭七院があり、隆盛を極めていたようです。
本堂は伏見城の殿舎が移築され重要文化財に指定されているようです。

地蔵尊 葉らじ 

門から竹林を入っていくと小さなお地蔵様がまつられています。
境内は大文字五山のうちの船山のある中で広大な敷地で本堂まで木々が茂り
静寂の中に佇み、漸く紅葉も色づき始めてまいりました。玄関には葉の草履が
揃えられていて何とも趣きがあります。

庭 庭2

お庭は江戸時代初期に小堀遠州によって作庭されたもので「獅子の児渡しの庭」
と呼ばれております。
比叡山を借景とした白砂平庭でさつきの苅込によって七五三を表現した枯山水の
お庭。喧噪から離れた静けさに、心も落ち着き安らぎを覚えるお庭です。
塀越しに紅葉が映えますが、生憎今日は黄砂の影響で比叡山は霞んでしまいました。
後1週間もすれば紅葉も見ごろを迎えることでしょう。
            
         血天井

方丈の前の天井は関ヶ原の戦の直前伏見城に立て籠もった徳川方の重鎮
鳥居彦エ門元忠以下千二百余名がその落城の際割腹をして果てた廊下の
板を天井としたもので「血天井」と呼ばれております。
これらの血痕は専門家の研究によって三百六十八年以前の人間の血液痕
であると証明されたようです。
この痛ましい霊魂に同寺では菩提追善をされているようです。 

梵鐘 梵鐘2

こちらの梵鐘は1700年代に奥田大和藤原正次という方が造られたものであると
刻まれております。
現在では1日、15日、の6時と除夜の鐘のみ下の鐘楼囲いの中に入って撞かれて
いるそうです。

京は西賀茂の隠れた紅葉模様をご紹介いたします。
正伝寺へは京都駅から市バス⑨で神光院下車徒歩10分の所にあります。
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