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申餅(宝泉堂)
2010 / 12 / 06 ( Mon )
申餅(葵祭) 

先にご紹介した洛中で一番遅い紅葉で知られる下鴨神社の糺の森では
境内の泉川のほとりで茶席(茶店)が開かれております。

   申餅3

江戸時代には境内で「さるや」と呼ばれるお店が「申餅」を売る茶店をだし
参拝者から人気を得ていたようです。
江戸時代の文献『出来斎京土産』に描かれているようです。
申餅は葵祭の申の日に食無病息災を祈って戴いたことに由来すると伝え
られております。

昔から人が沢山集まる神社やお寺では夫々名物なるお菓子が販売され賑わい
を見せておりましたが明治になって神社・仏閣に関する法令で制度化され
庶民の間に伝わった慣習が廃止されました。

この時下鴨神社で商いをされていた申餅も販売が中断されたようです。

下鴨神社の宮司様はこの「申餅」を復活させたいと念願されていたのが
今年の葵祭で140年振りに京の和菓子店”宝泉堂”さんによって復活の
運びとなり、5月15日から販売されておられます。

 抹茶席

申餅5

丁度紅葉の真っ盛りにこの蘇った申餅とお茶で参拝者の方々をもてなして
おられます。
抹茶席とお番茶席がしつらえてあって、おりしも参拝された方々がゆっくりと
味わっておられました。

申餅は代々下鴨神社の宮司様の口伝えで伝わってきたものだそうです。
小振りながらなめらかなお餅に丹波産小豆の粒餡が程良い甘さと柔らかさで
とても美味しいでした。
ほんのり色づけされた色は「はねず色」で小豆のゆで汁でお餅をついたものだ
そうで、命の誕生の瞬間をあらわしているとお聞きしました。

相席させて戴いたおばあちゃんは名古屋からお越しになり、今年80歳になられる
とか、お孫さんの大学卒業を前に訪れました。孫(男子)が腕を組んでお出掛けに
付き合ってくれます。と目を細めておられました。
当節、何ともいいお話を伺い心が和みました。

本店2

申餅4 黒豆茶

申餅を復活された宝泉堂さんは下鴨神社から北へ10分くらいのところにあります。
本店では常時申餅を販売されています。
お店ではお客様に黒豆の茹汁とお菓子を振舞われてのおもてなしを
されております。
黒豆のお汁は風邪の予防にいいとか。まさに京のおもてなしですね。

季節の生菓子や京菓子がいろいろ販売されていて、茶寮も近くにあり、お菓子や
抹茶をいただくことができます。

下鴨神社の茶席は紅葉が終了するまで続くそうで抹茶席500円、お番茶席300円で
戴くことができます。
16 : 48 : 28 | 京菓子 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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