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天寧寺
2011 / 07 / 22 ( Fri )
祇園祭りの懸想品にゆかりの 天寧寺

京は北区の寺町通を鞍馬口から少し下がったところに天寧寺があります。
曹洞宗に属し、山号を萬松山と号します。ご本尊は仏師春日作と言われる
釈迦如来をお祀りされています。

門

天寧寺の門前へ来ますと、比叡山がくっくりと額縁の中の一幅の絵のように
見えることからこの門を額縁門と呼ばれております。

石柱

ここ天寧寺は楠木正成の末男傑堂能勝が南北朝期に会津に創建したことに
より始まります。
文禄元年(1592年)第10世祥山曇吉によって京都に移され、
直江兼続や京都所司代の板倉勝重の援助により堂宇が建立されました。
現在の諸堂は天明の大火以降に再建されたものです。

観音堂には後水尾天皇の念持仏「十一面観音菩薩」や、東福門院の念持仏
「薬師如来」
が安置されています。

又当山住職の善吉和尚は剣道示現流開祖とも言われております。

境内には江戸時代に徳川氏に仕えた茶人森宗和のお墓が建立
されています。

屋根

堂宇の屋根は御所から一部移築されたものだそうで、瓦に菊の御紋
がつけられています。

襖

襖絵は明治期の日本画家岸竹堂によるものだそうです。

鯉山見送り


鯉山前掛け

折しも7月の京都は祇園祭でその賑わいを集めておりますが、
その中の「鯉山」の懸想品であるタぺストリーは伊達正宗が持ち帰ったともいわれ、
江戸時代末期に会津の天寧寺より京都の天寧寺に持ちこまれ売りに出されていた
ものを室町の旦那衆が持てる財力で購入したものであると伝えられております。

16世紀にベルギーのブリュッセルで織られたタぺストリーで図柄は紀元前1200年頃
のトロイ戦争を題材としたホメロスの叙事詩「イーリアス」の1場面だそうです。

今ではこの懸想品は昭和25年に国の重要文化財に指定され祇園祭りの宵山を挟む
3日間だけ町席に飾られ、後は京都国立博物館に保存されております。

祇園祭りの巡行には復元新調された懸想品が掛けられます。


わらべ地蔵

境内には「わらべぢぞう」が祀られています。
等身大で右手に錫丈を左手に蓮の花に子供が乗り足元には
石を積む子供が座りこの世とあの世を結ぶ賽の河原が表されて
います。

カヤの木

本堂前にあるカヤの木は京都市の天然記念物に指定されています。

天寧寺へは地下鉄鞍馬ぐち下車東へ徒歩6分位です。
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