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古典の日
2011 / 11 / 02 ( Wed )
古典の日(11月1日)


案内


源氏物語は日本が世界的に誇れる文学であること、その源氏物語の
1千年記念に当たる平成20年に、記録上確認できる最も古い日付が
1008年11月1日であることからこの日を古典の日と定める宣言が
なされました。

古典の日推進委員会がたち上げられ、後世に伝えていく、古典を誇りとして
古典から多くのことを学んでいく、古典を通じて人間らしさを回復しよう
と、11月1日を古典の日と制定されるよう今署名活動もされておられます。

その古典の日を記念しての古典の日推進フォーラムが宝が池の国際会議場で
開催されました。
折しも今第26回国民文化祭2011 in KYOTO か開催されている最中でもあり
合同で開催されることになりました。

会場では文化庁長官の近藤誠一氏のご挨拶もあり、会旗もあたらしく西陣織
でつくられ、新たなポスターとともにお披露目されました。

今年は東日本大震災があり、第一部の講演では
「鎮魂 あこがれの東北~方丈記、源氏物語、そして古今和歌集」と題して
京都産業大学の小林一彦教授が講演をされました。

方丈記の中に”山は崩れて川は埋み、海は傾きて陸地をひたせり......
古今和歌集には”みさぶらひみかさと申せ宮城野の木の下の露は...
源氏物語にも東北のことが書かれていて、先人の記述に現代の我々は
学ぶことが多くある。またそれが見逃されていることも事実である

と本文の一部を示して古文のなかから読み取ることことの大切さを
講演されました。

第二部は今年は音をテーマにした
 「源氏物語」の音世界~いにしえから伝わる音に託した想い~」

 のパネルセッションが
 雅楽師の東儀秀樹氏、京都学園大学教授の山本淳子氏、映画監督の
 鶴橋康夫氏 司会に園田学園女子大学教授の福嶋昭冶氏とで開催
 されました。

鶴橋監督は源氏物語の映画製作をされた監督で近日封切られることに
なっています。
その映画をとるに当たって監督は昔の幼き頃、東北の生活のなかから
「ばぁちゃん」の思い出がふと浮かんでくる。

東儀氏もその映画に一条天皇として出演されているとか
笛の音は、同じ音でも吹く人によって音色がちがう。あの笛の音は帝の音色
である。  本来音というものはそのように心で音を観るものである。
音にも春夏秋冬があり、音の重なりサウンドスケープを感じる

山本先生は源氏物語の文章には衣ずれの音、そこはかとなく交わす
心の綾にも音が感じられる。

日常の所作の表現にも音を読み取ることが出来る。それが古典である
と福嶋先生は結んでおられました。

なんと古典とはかようにも奥ゆかしい、奥深いものであるのかと!
その奥を読み取ることが出来たならばまた味わいも、豊かさも違って
くるものなのに....

と感じさせられました。
夫々の分野の権威である方々のお話をうっとりと聞きながら日本の
古典のすばらしさ、を改めて感じさせられました。
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