FC2ブログ
第27回 京都賞
2011 / 11 / 11 ( Fri )
第27回 京都賞

京都賞とは、京セラ株式会社の会長稲盛和夫氏が私財をだされて1985年に
創立された映えある賞で、そこには
「人のため、世のために役立つことをなすことが、人間として最高の行為
である」
という稲盛氏の人生観から、一生をかけて真摯に努力を重ね、
その素晴らしい業績を挙げられた方々を讃えるための賞であります。

その賞が今年は27回目を迎えました。
今年もその大きな功績を残された方々の授賞式が昨日(11月10日)ここ
国立京都国際会議場で行われました。

受賞された方々は

先端技術部門からはジョン・ワーナー・カーン博士
基礎科学部門からはラシッド・アリエヴィッチ・スニヤエフ博士
思想・芸術部門からは五代目 坂東玉三郎丈

のお三方です。

今日はこの映えある受賞者の方々の講演会が同じく国立京都国際会議場で
行われました。


国際会議場

京都宝ケ池にあります国立京都国際会議場は昭和41年(1966年)5月に開館され
た国立の会議場であります。
2000名を収容できる大会議場はじめ約100室の部屋数があり、同時通訳装置等
があり、国際的な記念式典、展示会、シンポジウムが行われております。
設計者は大谷幸夫氏によるもので、伝統的な合掌造りの様式を現代的に生かした
設計がなされております。

開館されるあたり、京都の白川通が拡幅され、中央分離帯には樹木が植えられ
道路と町の整備がなされてまいりました。

公園

公園2

会館の中庭は噴水があり、池泉回遊式の庭園が続いております。
そろそろ紅葉も始まりだしました。

P1011467.jpg

玄関

講演は

先端技術部門の ジョン・ワーナー・カーン博士はドイツ生まれで1930年代
ナチスの迫害で多くの国々を廻られた幼少期を過ごされたが、研究すること
への情熱は人一倍強く、その研究過程について
「新しいパラダイムを求めて」
と題して「灰吹銀・・・灰を使って銀を取りだす」
スピノーダル分解理論などについて

基礎科学部門の ラシッド・アリエヴィッチ・スニヤエフ博士はロシアの
ウズベキスタン タシケントのお生まれで、幼少のころより機械を分解して
その構成を知ることがとてもお好きな子供であったと、
「宇宙物理学・宇宙論の革命50年~一科学者の目を通して」と題して
モスクワ物理工科大学教授で宇宙科学について研究されておられる
銀河団が散在する宇宙は熱い電子ガスとの衝突によってスペクトルが変形する
と、また高エネルギー天文学の観測的研究にも活躍されていることについて

思想・芸術部門の 五代目坂東玉三郎丈は
「私の考える舞台芸術」と題してご自身は幼少期から本能的に踊りが好きで
あったことと、いい師匠がいたこと。
「役者は芝居はしてはいけない。ただその人になってそこにいなさい。」
舞台の上での演技を通して、お客様に自分の演技ではなく、自分の演技の
遥か向こう側の世界を観ていただくものである。
そのためにはあらゆることを学ばなければならない

等夫々の分野で世界を代表する知性を持って日々精進されている方々の
言葉には奥深いものがあり、その奥を考えながら接していかなければ
ならないことを、難解な謎解きを投げかけられたような気持で拝聴して
まいりました。

京都が世界に誇る国際賞としての京都賞にこれからも関心を持ちたいと
思います。
21 : 44 : 22 | 京の暮らし | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<高桐院 | ホーム | 大徳寺塔頭 黄梅院>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://kyonoazemichi.blog60.fc2.com/tb.php/362-6b3638a6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |