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長講堂
2012 / 01 / 28 ( Sat )
法華長講弥陀三昧堂(長講堂)

今、京の冬の旅シリーズで通常非公開の文化財が公開されています。
その中で、下京区の富小路五条下がるに長講堂というのがあります。

長講堂は正式には「法華長講弥陀三昧堂」といいます。
現在は西山浄土宗に属し、ご本尊は阿弥陀三尊

長講堂は寿永二年(1183年)後白河法皇が六条殿(法王の仙洞御所)内に持仏堂
として建立されたものです。

法皇は仏教に深く帰依され法華経を長期に亘り講読されたことにより
法華長講三昧堂と名付けられ、略して長講堂と呼ばれています。

また後白河法皇は「長講堂起請五ケ条」を定め、広大な荘園(長講堂領)を
寄進され経済的安定をはかられました。

法皇没後は皇女宜陽門院に譲られ、菩提を弔うため法皇のご真影を安置する
御影殿が建立されました。

しかし、京の度重なる火災のため洛内を転々と移り、室町初期には荘園も
切り離され衰退いたしました。

天正年間豊臣秀吉の京洛整備の際に現在地に移され、現在に至ります。

表門


茶室

法皇が日常礼拝されていたご本尊の阿弥陀如来様と両脇の観音菩薩・
勢至菩薩は定朝の流れを汲む作といわれ重要文化財に指定されています。

両脇の観音菩薩・勢至菩薩様は夫々片足を下ろした御姿で、これはすぐにも
衆生を救おうとされているお姿だと説明されていました。

御影殿にお祀りされている尊像は明暦四年(1658年)に勅封の
「後白河法皇御真影」をもとに、江戸幕府御用仏所の京仏師康智が制作したことが
胎内墨書に記されているそうです。
毎年4月13日の法皇忌法要中に開扉されるようです。



中門


本堂

後白河法皇は『過去現在牒』という直筆のものを残されていて、それには
歴代天皇始め、源義朝、平清盛、や祇王。祇女など法皇に因縁のある人々の名前が
記されていて縁のある人々の行く末を案じ念持仏に救いを求めたといわれております。

又、本堂には長講堂の塔頭であった法光庵の本尊・阿弥陀三尊像や
善導大師・法然上人像なども安置されています。

法然上人は禅導大師を阿弥陀仏の化身として敬い、人々は法然上人を勢至菩薩の化身
として崇めたことから、こちらの善導大師の胎内には阿弥陀仏の化仏が、法然上人の
胎内には勢至菩薩の化仏が祀られている珍しい祖師像が祀られております。

又聖徳太子16歳の像があり、阪神大震災の時に太子を移動された時にカラカラと
音がしたので調べてみたら、胎内から元禄15年に岩田屋吉兵衛という方が
家族や従業員の信仰堅固や健康を祈願して寄贈された書き物が見つかった
そうです。

本殿屋根

桧皮葺の唐破風の屋根には立派な菊のご紋が取り付けられております。

菊の御紋

京の冬の旅の非公開文化財特別公開は3月18日まで続けられております。
スタンプラリーもあり、三ケ所拝観してスタンプを集めると、
”ちょっと一服 ”券のサービスも受けられます。
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