FC2ブログ
京料理 中村楼
2012 / 02 / 12 ( Sun )
ぎをん二軒茶屋 中村楼

八坂神社の南楼門の前に料亭の中村楼があります。

もとは東西に二軒あった茶屋が始まりで、八坂神社に参拝される人々に
腰掛け茶屋として始まったといわれております。

「都名所図会拾遺」に「その濫觴は年暦久遠にして詳にしれがたし
今より百八十年前、慶長の頃東にも建てて東西両翼の如し、これを
二軒茶屋という」とあるようで、東を柏屋、西を藤屋といわれたが
藤屋がなくなり、柏屋が中村楼と改められ今日に至るそうです。

玄関

当初は門前の水茶屋として、やがて豆腐の田楽や菜飯が名物となり
地唄「京の四季」には「粋も不粋も物かたい二本さしてもやわらこう
祇園豆腐の二軒茶屋」と唄われ、また小唄や新春の手まり歌にも
歌われるくらい賑わいをみせていたようです。

茶屋

こうして今日連綿と受け継がれている中村楼には二つの顔があります。
一つは江戸時代から門前茶屋の風情を残す店先の茶屋と、
もう一つは東山の斜面を利用した明治期の料亭茶屋の風情。

中村楼には庭園をめぐる十五軒の廊下で結ばれた建物に貴賓館
があり、尾形光琳の襖絵がしつらえられております。

二軒茶屋

昔ながらの茶屋はどこか和みのある風情が感じられます。

おくどさん

おくどさんが置かれ、当時はどこの店も井戸を大切にいたしました。
井戸から汲みあげられた清水がおくどさんの茶釜で沸かされ、
御釜から湯気をあげてもてなしをされた風景は今では唯一時代劇で
しか見ることはできなくなりました。
その時代劇も最近では少なくなり、時代、時代の生活様式が次第に
忘れ去られていくのは残念です。

井戸

窓

旧暦の1月7日は新暦では2月11日ころにあたります。
昔は旧暦で七草粥をいただいたものです。
店先には七草が飾られております。

七草

この二軒茶屋で御菓子と抹茶をいただきました。
古木に梅をあらわした、きんとんは程良い甘さでほっと一息です。

抹茶

今度は中村楼で名物の田楽を主にしたお食事を頂きたいものです。
19 : 57 : 56 | 京料理 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<奥渓家 | ホーム | 大将軍八神社>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://kyonoazemichi.blog60.fc2.com/tb.php/403-b84d9ba3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |