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水薬師寺
2012 / 02 / 15 ( Wed )
水薬師寺

京都の下京区西七条石井町(七条の中央市場近く)に水薬師寺があります。

今はその境内は幼稚園となっており、通常は非公開となっております

その水薬師寺は真言宗の単立寺院で洛陽十二薬師の一つの名薬師如来と
いわれております。
山号は塩通山 医王院と号します。
寺伝によれば延喜2年(902年)大池の中から薬師如来が出現したことから
醍醐天皇が理源大師(聖宝)に命じてこの薬師如来をご本尊として寺を開かせた
ことにより始まると伝えられております。
元弘の乱(1331年~1334年)で衰退したのを京都所司代板倉重宗が再興
その後は将軍家が尼寺として再興されたようです。

水薬師寺の薬師如来は毎年1月8日の初薬師のご本尊御開帳の日のみ
一般参拝ができることになっております。
また2月の第2日曜日には初護摩供養が行われます。

かつては境内にあった当寺の「清盛井」の水で平清盛が熱病に罹った時に
水浴をしたらたちまち平癒したことから、清盛が安芸の宮島の弁財天を
勧奨して当寺に弁天堂を建立したとも伝えられております。
(現在はその弁天堂は現存しておりません)

標記  石柱

本堂は幼稚園の中に入ったところにあります。

本堂

またこの水薬師寺がおかれているところは奈良の東大寺二月堂の「お水取り」
にも少なからず縁のあるところでもあるといわれております。

二月堂の「お水取り」は毎年2月の初めに新しい年の平和・厄除け・五穀豊穣を
祈願して行われる「修二会」の行事で752年実忠和尚によって始められてから
1200年余りの長きに亘って継承されている春への風物詩ともなっている行事で
あります。

そのお水取りの神水は3月13日の午前2時過ぎに二月堂の若狭井から
「香水(若狭水)」を汲み上げられますが、その採取される若狭井の水源地
は遠くは福井県の若狭鵜の瀬といわれております。
毎年福井県小浜市の神宮寺では3月2日に「お水送り」の行事が行われます。

その若狭から送られる水がこの水薬師寺の地下と通って二月堂へたどり
つくという言い伝えがあるそうです。

今日は2月15日、まだまだ寒い日がつづきますが、春は一歩一歩近づいております。
そして「お水取り」の日が近づくにつれ春の訪れを感じます。
今年は東日本大震災の復興が一日も早く進みますように祈願して「修二会」を迎え
たいものです。
お庭の蠟梅もそろそろ花を咲かせ始めました。
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