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瑞春院「雁の寺」
2012 / 02 / 17 ( Fri )
瑞春院「雁の寺」

相国寺塔頭で本坊の南西に瑞春院があります。
ご本尊は阿弥陀三尊仏

瑞春院は文正・文明年間(1466年~1484年)に亀泉集證和尚によって
瑞春軒として創建されたことによりはじまります。

この瑞春院は「雁の寺」ともいわれ
作家の水上勉氏が9歳の時に修行僧として入寺したお寺であります。

水上勉氏は福井県の大工の家に5人兄弟の次男として生まれ、小僧として
最初は瑞春院に修行にはいりますが、あまりの厳しさに飛び出しました。
その後連れ戻され、今度は等持院にはいりましたが10代で禅寺を出ました。
その後は職業を転々としながら、立命館大学文学部国文科を中退し作家
としても励みました。

この修行僧の時代に経験したことが実って昭和36年(1961年)『雁の寺』
直木賞を受賞、その後は次々と『金閣炎上』『五番町夕霧楼』と多くの作品
を世にだしてきました。

瑞春院は『雁の寺』の舞台となったお寺で、慈念と里子、慈海の愛憎のもつれ
が悲しい結末となって行く様が描かれているところです。

瑞春院の衝立には幸田春耕の雁の絵が、また襖絵には上田萬秋の雁の絵が
描かれております。

瑞春院駒札

通常は非公開ですが、瑞春院には京都で最も音色のいい水琴窟もあるようです、

茶室には表千家の不審庵を模して造られた「久昌庵」があります。

瑞春院2

一般公開されるときはぜひとも訪れてみたい塔頭の一つであります。

瑞春院3
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