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平八茶屋
2012 / 02 / 20 ( Mon )
山ばな 平八茶屋

京の左京区にあって北白川通から修学院道を西に入った高野川沿いに
「山ばな 平八茶屋」があります。

この辺りは鯖街道と呼ばれ、京の都は海から離れており、昔はこの通りを
若狭から新鮮な魚(鯖など)をひと塩して運ばれた街道から名付けられました。
この街道を通って丁度平八茶屋のある辺りが一番塩味もしみこみ魚の一番美味
しくな辺りるいわれたところらしいです。

その山端に平八茶屋が天正年間の創業されたと伝えられております。

平安初期に比叡山延暦寺の第二祖慈覚大師が修行で巡拝される途中で休息
された時に湯と果物を供したことから始まったそうです。

当代から二十代まで遡ってご主人の名前が確認出来ることから天正年間
(1576年)をもって創業時期とされたという老舗です。


過去には著名な方々も多く訪れたといわれ、頼山陽の漢詩にも残され
岩倉具視や夏目漱石、徳富蘆花などにも縁があるそうです。

こちらの名物は「麦めしとろろ」
とろろ汁は比叡山の高僧が賞味されたり、また修行僧も都に下る際には
必ず平八で食されたり、また昔は街道を行き来する人々は、日が暮れない
間に商いを済ませないといけないことから、麦飯にとろろをかけてかき込んで
いったことからも名物となったそうです。

お店の前から「騎牛門」(きぎゅうもん)を潜って中にはいります。
この騎牛門は萩の禅寺から移築されたものらしいです。
両脇の老木の柱で支えられた何とも趣のある門です。

門

お庭は池泉回遊式で清水が流れております。
今は万両が赤い実をつけて、特に今日は雪の綿帽子を被っております。

庭2

お庭にそって個室がいくつかあって宿泊もできるようになっています。
お部屋に入ると高野川が眼下に見え素晴らしい景色です。
紅葉の頃は又見事に色づく紅葉を楽しむことができます。

高野川

この平八茶屋でお食事を頂く機会に恵まれました。

先ず暖かいお部屋に入って麦とろ饅頭、つくね芋を使った薯蕷の皮で粒餡を
包み込んで焼麦がのったお饅頭
ひと口で食べられる大きさが特徴だとか。丁度いい甘さの上品なお饅頭です。

麦とろ饅頭

お食事はお昼の懐石料理

先ずは三種盛り(サーモンのお寿司、長芋、アワビ)と菜の花のおしたし。
春を感じる彩りです。さっぱりとした素材をいかしたお味付けです。

三種盛り

うば玉、しいたけ、壬生菜のお吸い物 柚子の香りがとてもいいです。

このお吸い物の後お造りがでてきましたが、あまりに美味しいので写真を
撮るのを忘れてしまいました。
お造りは、とろ、ほたてのいくら添え、長芋でした。
とろは口の中でとろけるようでした。

吸い物

煮物の彩りも器とマッチして優しい味付けで山椒の香りがとても効いています。

煮物

鰆の幽玄焼、 魚の生臭さは全くなく新鮮な味が口に広がります。
器は織部で心憎い演出です。

焼き物

本日の一番、ゆり根饅頭の蒸しもの絶妙なお味です。
真っ白の器と思いきや、蓋の裏は見事な絵付けが施してあります。

蒸しもの

大豆の酢の物、 大豆の酢の物は初めての体験でした。
意外とさっぱりと美味しいものでした。

大豆の酢の物

極めつけは麦飯にとろろ汁です。
ご飯にかけてもよし、そのままとろろ汁を戴いてもよし、
青のりの香りがして、ご飯が進みます。

麦めしとろろ

フルールは苺、オレンジ、洋梨のワインゼリーよせ。
ゼリーの味が口の中に広がり、爽やかな味を楽しみました。

フルーツ

雪景色を楽しみながら、眼で楽しみ、味で楽しみ、感触で楽しみ
会話を楽しみ、まさに五感で味わう素晴らしいひとときでした。

山ばな平八茶屋は事前予約がひつようです。 電話は075-781-5008です。
23 : 57 : 30 | 京料理 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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