FC2ブログ
京都が生んだ映画監督
2012 / 03 / 10 ( Sat )
野村恵一監督作 映画「二人日和」

京都文化博物館が2011年7月にリニューアルされシアターも小振りながら
綺麗ないい雰囲気に変身いたしました。

そのシアターでは京都で制作された古典から名作といわれる映画が780点
所蔵されているそうです。
かって日本の映画の発祥の地といわれた京都は名作の数々が京都で
制作されて参りました。

玄関

京都が生んだ監督野村恵一氏は生涯京都の地を拠点に作品を生み出して
きました。
50年前洛星高校時代に映画に出会い、日本大学芸術学部映画学科に学び
大映京都撮影所に助監督として入社。
1971年大映が倒産してからは自らの野村企画を設立し、京都を拠点に5本
の作品を残され、咋年2011年3月12日に64歳で亡くなりました。
(作品は「森の向こう側」「真夏の少年」「ザ・ハリウッド」「二人日和」
 「小津の秋」)


その追悼の特集が今京都文化博物館シアターで上映されております。
この京都文化博物館では総合展示のチケットで映画も観賞することが
でき非常に楽しい企画です。

北斎展をみた後、野村作品の「二人日和」を観賞してきました。

野村恵一特集

この「二人日和」は2005年に制作された映画で、京都の老舗、神祇装束司
黒由の主人とその夫人の静かな奥ゆかしい深い愛情の物語です。

藤村志保と栗塚旭が演じる作品は、情の細やかな、一つ一つの仕草にも
繊細な人物が演じられていて、引き込まれるように見入ってしまいました。

場所は京都御所に近いところ、梨木神社に毎日染井の水を汲み、コーヒー
を子供のいない老夫婦が楽しみとする日課。

45年という長い年月連れ添った夫婦には特に会話を交わさなくても
お互いの心が読み取れるまでの間柄になっております。
そんな日々の中で夫人(千恵)が難病であるALS(筋委縮性側素硬化症)を
発病、それを寡黙に支える主人(黒由)。
日に日に病状が悪化、手足が少しづつ動かなく恐怖といら立ちをぶつける
千恵に黒由は何の愚痴も文句も言わずに店を守りながら看病をする日々。

そんな時町で見かけたマジックをする大学院生に千恵のリハビリを兼ねた
気晴らしに手品を教えてくれるように頼み、その大学院生との交流が
始まります。千恵も手品に興味を持ちますが病状は悪化していきます。

撮影は京都御所・鴨川などが冬から春へ、そして夏へと続きます。
鴨川の桜は花びらがひらひらと舞い落ち素晴らしい光景が描かれて
京都に住んでいてこそ描ける情景がよく感じられました。

藤村志保・栗塚旭両俳優の円熟した演技も素晴らしいものでした。
この作品はフランクフルト第5回日本コネクションでグランプリを受賞
されました。

映画の後はサプライズがありました。

上映終了後、まだ電気が点灯される前に栗塚さんの声がしたかと思った
ところで点灯、前列にまさにご本人が立っておられ、ご挨拶がありました。

この作品への思い、監督のことなどのお話がありました。

 尚  3月11日(日)午後3時30分~
    ゲストに中村努氏、豊島啓氏、栗塚旭氏による
      「野村恵一監督を偲ぶ」
    座談会が催されることになっております。
14 : 08 : 31 | 京の暮らし | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<旧日本銀行 京都支店 | ホーム | 京都文化博物館>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://kyonoazemichi.blog60.fc2.com/tb.php/424-c62bdb5f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |