FC2ブログ
東福寺の涅槃会
2012 / 03 / 14 ( Wed )
東福寺の涅槃会

京の東山区にある東福寺は臨済宗の東福寺派の大本山で
寺域は約165000㎡にも及びます。
山号は慧日山で、ご本尊は釈迦如来。

山内図

室町時代には京都五山の一つに数えられ、伽藍面とまでいわれるくらい
荘麗なる伽藍が立ち並んでおります。

伽藍

東福寺は五摂家(近衛家・九条家・二条家・一条家・鷹司家)の一つである
九条家の菩提寺の創建を願って九条道家が延応元年(1239年)に仏殿を建立
したのに始まります。

寛元元年(1243年)には円爾弁円(聖一国師)を迎えて天台・真言・禅の
三宗兼学の道場として寺号を奈良の東大寺と興福寺から1字を頂いて
東福寺とされました。

涅槃図1

毘蘆寶殿

その東福寺の仏殿で3月14日~16日まで涅槃会が行われ、大涅槃図が公開
されています。

東福寺の涅槃図は御小松天皇(1393年)の御代の時に将軍足利義持公の命により
東福寺の仏殿を司るお役目の殿司(でんす)として入寺していた明兆によって
描かれたものだそうです。

明兆は画僧といわれ仏画の名僧として、多くの作品を残されています。

涅槃図はお釈迦様が(旧暦2月15日)満月の夜入滅された時の様子が描かれた
もので、その涅槃図を掲げて命日を供養する法要を涅槃会として、いろいろ
なお供えをし、2月15日または3月15日に各寺院で行います。

涅槃図4

お供え

この涅槃図には十二支の動物はじめ多くの動物が描かれていますが、
特に猫が描かれております。
これは、明兆が赤い絵の具が足りなくなって困っているときに一匹の猫が
明兆の袖を引っ張って赤い土絵の具のある谷へ案内してくれました。
明兆は感激して、その猫の姿を涅槃図に書き加えたといわれております。
又その谷を絵具谷と称されるようになったそうです。
猫は象の傍に小さく描かれております。

涅槃図3

東福寺の仏殿の雲龍図は堂本印象によって描かれました。

雲龍図

涅槃会のお供えは「花供御(はなくそ)」です。
お花の代わりにお供えするもので中には色とりどりのあられが入って
います。 ひとつ300円で求めることができます。

花供御あられ

お供え2

仏殿横では甘酒もふるまわれておりました。
今日は晴天に恵まれ比較的暖かでしたが、熱い甘酒は生姜の香りがして
とても美味しく頂きました。

甘酒

お代は寸志だということでした。

甘酒2 甘酒3



20 : 04 : 53 | 京のお寺・神社 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
<<東福寺塔頭 退耕庵 | ホーム | 妙心寺塔頭 衡梅院>>
コメント
--管理人のみ閲覧できます--

このコメントは管理人のみ閲覧できます
by: * 2012/03/24 22:17 * [ 編集] | page top↑
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://kyonoazemichi.blog60.fc2.com/tb.php/427-20ac0bda
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |