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西行庵
2012 / 03 / 30 ( Fri )
西行庵

西行法師(1118~1190)は平安時代末期の僧侶であり、新古今和歌集
の代表的な歌人のひとりといわれております。

3月18日のNHK大河ドラマで鳥羽上皇に仕える武士で歌人でもある
佐藤義清が待賢門院との悲恋から出家する様子が義清演じる藤木直人が
好演していましたが、

その佐藤義清が保延6年(1140年)に出家して西行と名乗り諸国を
行脚して全国各地の風光明媚な自然を愛でて多くの秀歌を残し
歌聖と呼ばれました。

藤原俊成、藤原定家、後鳥羽院に認められ、『勅撰和歌集』にその多くが
収録されています。

西行庵駒札

西行は京都に住み、葵華園院を営みここが終焉の地ともいわれているのが
現在ある円山公園から東に出た双林寺の飛地境内であります。
又河内国弘川原で没し、墓所は弘川原にあるともいわれております。
その他にも縁の地として、西京区の勝持寺があります。

西行庵

この葵華園院は明治の頃には荒廃しておりましたが、明治26年(1893年)に
富岡鉄斎が歓進文(寄付を呼び掛ける文)を書き、小文法師が浄財を募り
当時の京都市長の内貴甚三郎らの尽力により再開されました。

西行法師葵華園院跡

西行庵は母家「淨妙庵」茶室「皆如庵」からなります。
茅葺の母屋は大徳寺塔頭の真珠庵の別院を移したもので、皆如庵は北野の
久我別邸より移されたものだそうです。
桃山時代の名席といわれ、円窓床と道安囲の手前座が有名であるといわれて
おります。

葵華園茶室

毎年3月には皆如庵で西行忌茶会が行われます。

西行の有名な歌に

 願わくば 花の下にて春死なむ その如月の 望月のころ

というのがあります。

西行庵2

京都の桜前線は今年は少しおそいようですが、一輪開花が声がそろそろ
聞こえてまいりました。

西京区の勝持寺の西行桜は世阿弥作の謡曲「西行桜」で
京都の西郊に住んでいた西行が庵の庭の老桜の下で寝ていると、夢の中に
花の精が現れ京都の桜の名所を語り舞っていたといわれ、これに因んで
名付けられたといわれております。

今年はぜひ勝持寺の西行桜を愛でてみたいものです。

石碑
23 : 48 : 00 | 京の暮らし | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
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いつも楽しみにしています、普通は見逃してしまうよな・・・・シブイ処を詳しく紹介して下さって勉強になります、今日の西行庵はすごい!私は昨年訪ねましたが上手くまとめられずにアップを諦めました。
by: kamogawa35 * 2012/04/02 22:29 * URL [ 編集] | page top↑
--Re: タイトルなし--

> いつも楽しみにしています、普通は見逃してしまうよな・・・・シブイ処を詳しく紹介して下さって勉強になります、今日の西行庵はすごい!私は昨年訪ねましたが上手くまとめられずにアップを諦めました。


kamogawa様 時々すれ違いで残念です。
丁度今はNHKの大河ドラマで平清盛シリーズ、京都には縁の箇所が沢山あり、興味深くドラマをみております。
いつも応援ありがとうございます。 頑張ります。
by: カンナ * 2012/04/03 00:42 * URL [ 編集] | page top↑
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