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霊鑑寺
2012 / 04 / 12 ( Thu )
霊鑑寺

京の左京区鹿ケ谷(ししがだに)に臨済宗南禅寺派に属する霊鑑寺
あります。

山号を円成山と号する歴代尼門跡寺院でご本尊は如意輪観音

承応3年(1654年)後水尾上皇の皇女・多利宮(宗澄宮そうちょうのみや)を
開山として創建し、荒廃していた如意寺の如意輪観音像と霊鏡(れいきょう)
を併せ祀ったことから霊鑑寺と名付けられました。

もともとは現在地より南の渓流沿いにありましたが、貞享年間(1684~88年)
に御西院御所の建物を賜って現在地に移築されました。
鹿ケ谷の渓流に位置したため別名「谷御所」とも「鹿ケ谷比丘尼御所」とも
呼ばれております。

その後代々皇女・皇孫女が住職となり明治23年(1890年)まで伏見宮の
尼僧が門跡として在院いたしました。

霊鑑寺駒札

表門は本瓦葺きの薬医門で宝暦2年(1752年)の頃に建立されたものと
いわれております。

表門

本堂は宝形造りで徳川第11代将軍の家斉の寄進により建立されたもので、
御本尊の如意輪観音像の傍らに祀られている不動明王は智証大師(円珍)
の作と伝えられております。
本堂は京都市指定文化財に登録されています。

本堂

本堂の南面に広がる池泉回遊式庭園(現在は枯山水になっています)には
般若寺型燈籠があり、書院と本堂へは石の階段が組まれた通路となっています。

霊鑑寺といえば椿で有名です。
庭園には約30種類以上の銘種の椿が植えられております。

色はとても鮮やかで、可憐な侘助や後水尾上皇遺愛の散椿などがあります。

 椿

椿3

書院南にある日光椿(じっこうつばき)は京都市指定の天然記念物で
樹齢300年といわれ、この品種日光椿の原木に準ずるものだといわれております。

雄しべが小さな花弁状になって円形にまとまる「カラコ咲き」というそうです。
色は深紅で思わず目を見張る美しさです。

日光椿 日光椿2

おそらく椿と名付けられている珍しい名前の椿です。

おそらく椿 おそらく椿2

胡蝶侘助はとても愛らしく、やさしい色合いの可憐な椿です。

胡蝶侘び助 胡蝶侘び助2

後水尾上皇は散椿をとても好まれたようです。
こちらの五色散椿は花はとても大きく白とピンクの色が混ざり合って
見ごたえのある品種です。

五色散椿 五色散椿3

この他霊鑑寺には後奈良・正親町・後水尾・後西天皇の震翰はじめ
二百点に及ぶ御所人形や東福門院の十二単や歴代門跡の遺品等皇室
縁の寺宝が残されております。

普段は非公開で特別な時のみ文化財公開がなされております。
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