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勝持寺
2012 / 04 / 25 ( Wed )
大原野の古刹巡り 勝持寺

花の寺とよばれる勝持寺は西山連峰の麓大原野の南春日町にあります。

山号を小塩山、正式には大原院 勝持寺といいます。
天台宗に属し、ご本尊は薬師如来

白鳳8年(679年)天武天皇の勅により神変大菩薩の行者が創建した
のが始まりとされています。
延暦10年(791年)伝教大師が桓武天皇の勅を得て堂塔伽藍を再建、
一刀三礼をもって薬師瑠璃光如来を刻んでご本尊とされ大原坊と称
されました。

承和5年(838年)仁明天皇の勅により堂塔49院を建立され、
文徳天皇の時代に勝持寺と改められたと伝えられております。
応仁の乱により、仁王門を除く全てが焼失してしまいました。
江戸時代に将軍綱吉の母桂昌院の援助により堂宇の修復が行われました。

唯一焼失を免れた仁王門は寺内最古の建物で、木造金剛力士立像2体
が安置されていて、いずれも鎌倉時代のもので国宝に指定されています。

仁王門

石垣の積まれた土塀の参道をぬけて山門へと進みます。

参道

庭内には数種類の桜が100本ほど植えられていて、古来より花の寺として有名で、
満開時には寺が花で埋め尽くされるようですが今は新緑へと変わりつつあります。

山門

書院は新築されていてとても綺麗です。

本坊

阿弥陀堂(本堂)

阿弥陀堂(本堂)

本堂の前にはインドの十六羅漢の一人で鬢頭盧尊者がおられ、病気の
あるところを撫でると治してくださるといわれ篤い信仰を集めて
います。

鬢頭蘆孫尊者

瑠璃光殿は宝物殿で、鎌倉時代の作とされるご本尊の薬師如来と胎内仏
(平安前期)金剛力士(鎌倉時代)(いずれも重要文化財)や
日光・月光菩薩(鎌倉時代)、西行法師像、醍醐天皇勅額などが
納められております。

瑠璃光殿

西行法師は鳥羽天皇に仕えていた北面武士佐藤兵衛義清で保延6年(1140年)
勝持寺で出家をし、西行と改名して庵を結び桜をとても愛しました。
その桜を西行桜と呼び現在の西行桜は三代目となるそうです。

”花見んとむれつつ人の くるのみぞ あたらさくらの とがにはありける”
                   西行法師

西行桜

庭内に「鏡石」というのがあり、西行法師がこの石を鏡のかわりにして
剃髪したと伝えられています。

鏡石

西遊記にでてきます魚藍観音が祀られていて、魚関係の方々の
信仰を集めております。

魚藍観音

名残のしだれ桜がまだ雨上がりの青空に鮮やかな花を咲かせています。

桜2

名残の桜と山吹、新緑と季節は少しづつバトンタッチをしていきます。

新緑

桜のシーズンが終わるころは人出もひと段落で、大原野の静かな佇まいが
戻り、落ち着いた古刹巡りが楽しめます。
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