FC2ブログ
墨染寺
2012 / 06 / 03 ( Sun )
墨染寺(ぼくせんじ)

京阪の墨染駅から西へ少し行くと「墨染寺(ぼくせんじ)」というお寺が見えます。

特に謡曲や和歌に歌われる 「墨染桜」が有名なお寺です。


山門

山門2

この墨染寺がある門前の道は旧東海道筋にあたります。
この一帯には元禄年間(1688~1704年)に開かれた墨染遊郭があったところと
いわれ賑わいを見せていたと伝えられております。

駒札

豊臣秀吉と姉の瑞龍尼の帰依を受けていた日蓮宗の日秀上人は秀吉の信任が厚く
貞観寺の旧地を寄付されて「墨染桜寺」として開創し、後に現在地に移転した
そうです。 扁額にはその「桜寺」と掲げられております。

扁額

この墨染寺は隠れた桜の名所ともいわれております。
それは、 その昔、平安時代初期、日本史上初めて寛平3年(891年)関白に
就任したと言われる藤原基経の死を悼んで上野朝臣峯雄が

  ”深草の野辺の桜し心あらば 今年ばかりは墨染にさけ”

と和歌よ詠んだところ、その花びらが薄墨色に染まったというものだそうで、

その薄墨桜は貞観寺の旧知辺りにあったと言われております。
墨染寺にはその薄墨桜の3代目に当たる桜が植えられております。

この地を墨染と称されるのは、あるいはこの詩から称されるようになった
のではないかともいわれております。

墨染桜

今は葉の緑がまぶしく輝いていますが、来年は薄墨の桜が咲いている頃に
是非訪れてみたいものです。

22 : 50 : 52 | 京のお寺・神社 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<欣淨寺 | ホーム | 藤森神社>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://kyonoazemichi.blog60.fc2.com/tb.php/486-0ef5e01a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |