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中村軒
2012 / 06 / 17 ( Sun )
中村軒(麦代餅)

桂離宮の南側八条通に面して桂橋のある辺りは東山連山を眺めることが
でき、8月16日の京の風物詩五山の送り火もよく見えると言われる景色の
いいところです。

この街道は昔から、丹波や丹後方面への山蔭街道として栄えて参りました。

桂川

その桂橋を渡ったところにお菓子の老舗「中村軒」があります。
常に行列のできるお店としてその名を轟かせているお店です。

創業は明治16年、現在の建物は明治37年に出来たそうです。

店舗


tennpo.jpg

初代中村由松氏が

”お米さんがあまいあまいお饅頭は一個でうんざりするやろ、
  もう一つほしいと思わはるあっさりしたお饅頭つくりよし”

といわれた言葉から生まれた「かつら饅頭」が当時の丹波や丹後
の往来客の間で大層評判になりお土産として好まれたそうです。

そのかつら饅頭は明治の末頃久邇宮家御用達となり大正2年の
内国博覧会では銀賞を受賞されたそうです。

お菓子

中村軒では「かつら饅頭」に加えてもう一つの名物は「麦代餅」です。

昔は田植えや麦刈の農作業の間食として直接田畑に届けてもらって
いたという餅菓子です。

お菓子代は刈り取った麦で支払われたことから「麦代餅(むぎてもち)」と名付けられたといわれております。

店頭で販売されているお菓子は奥のお座敷で戴くことができます。
お店の雰囲気は昔の面影を残した造りが保たれていています。

いつの頃にできたものでしょうか?
木目込みがされた踊りのお人形の額がみえます。

木目込み

額は前京都市長の田辺朋之氏の筆による「福以徳招」です。

額

一輪ざしには季節の花が入れられております。

花

床飾りの花器が又面白いです。曲線を描いた竹が使われています。

床飾り

坪庭を眺めながらお菓子を戴くことができます。

お庭

「麦代餅」はしっかりと撞かれたお餅でボリュームもたっぷりあり
粒餡が入っています。

農作業の合間に戴くお菓子でひとつでしっかりとお腹もちがいいです。
程良い甘さで、餡は北海道産、備中産の白小豆が使われています。
今もおくどさんで餡をたいて手間暇かけて作られています。

麦代餅

6月だけのお菓子はやはり「水無月」です。
京の厄除けのお菓子で6月30日は水無月を食べる慣わしが京には昔から
伝わっております。

もっちりとした生地に餡がのせられていて、とても美味しい水無月です。
抹茶味、白味、黒糖味があります。

水無月

中村軒のかき氷もとても有名です。

今の季節は苺、マンゴー、柚子などのトッピングは中迄しっかりと入って
いて、氷がなめらかで絶妙なお味です。

これからこのかき氷をめざして行列ができます。

かき氷

その他にも夏はそうめんやあんみつ、ところてん等も戴くことができます。
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