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京の夏の旅 櫻谷文庫
2012 / 07 / 28 ( Sat )
京の夏の旅 櫻谷文庫

京の夏の旅として、7月7日から9月30日までの期間文化財の特別公開が
行われております。

その中の櫻谷文庫 木島櫻谷旧宅を訪れてみました。
木島櫻谷旧邸は衣笠の地、北区等持院東町にあります。

京の夏の旅

木島櫻谷は明治から大正、昭和にかけて活躍した日本画家です。

明治10年に三条室町に生まれ、本名は文治郎で16歳の時に京都画壇の
大家であつた、今尾景年に師事し、四条、円山派の流れをくむ写生を
基本に動物、風景、人物などの幅広い技量を発揮された画家であると
いわれております。

20歳の時に第1回全国絵画共進会で「忠臣身を殺して主を救うの図」と
いうのが見事2等賞に入賞、それ以後は毎年上位入賞を果たし、京都
画壇の人気を竹内栖鳳とわけ華々しく注目される画家となりました。
また明治45年より京都市立美術工芸学校の教授も務めました。

晩年は中央の権勢から離れ静かに余生を過ごし、62歳で不慮に事故
により亡くなったそうです。

薬医門

木島櫻谷は当初中京区室町御倉町に住んでいましたが、明治45年頃に
現在の衣笠に転居いたしました。

当時のこの衣笠辺りは竹林に覆われていて、雪深い地であったようで
その当時に描かれた作品「寒月」がまさに衣笠の風景で、櫻谷がよほど
この地に惹かれるものがあったのではないかといわれております。

また当時の京都の大家上田麦僊、山口華楊、村上華岳、小野竹喬等も
移り住み、「衣笠絵描村」と呼ばれるようになったと言われております。

表札

現在の建物は大正2年に建てられたもので国の登録有形文化財となって
おります。

敷地は広大なもので和館、洋館、画質、庭園からなります。

和館は住居になっていたようです。

玄関

竹を好んでいろいろなところに竹が使われております。
玄関を入りますと客間、仏間、居間、台所と2階は4部屋から
なります。

お座敷

相当の財力があったようで、家の造りも凝ったつくりとなっております。

屏風

欄間は東山連峰が描かれたものだそうです。

欄間

居間には虎屋さんのお菓子箱が揃えられていて、虎屋さんが直接お届
されていたようです。

居間

昔懐かしいミシンや、下駄、当時の有松絞りが反物のまま残されていました。

居間2

おくどさんがおかれています。 昔は書生さんや、女中さんと大勢の賄いを
するためおくどさんも大きいものです。

昔は土間で、薪をくべ煮焚物をする女性は大変な作業でありました。

台所

庭園は今は改良されているため昔の面影はありませんでした。
春日燈籠がかなり古い物のようでした。

庭園

洋館には櫻谷の作品が架けられております。 
特に洋館は明かりとりとなる大きな窓や竹を配した腰板など櫻谷がデザイン
したものでとても明るい感がいたします。

洋館

画室は別棟となっていて、当初は全てが渡り廊下で繋がっていたようです。
80畳の大画室となっていて絵画制作や、弟子の指導にあたる場所となって
いたようですが、今回は画室の特別公開はありませんでした。

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