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京の夏の旅 長江家
2012 / 08 / 28 ( Tue )
京の夏の旅 長江家

京の夏の旅が9月30日まで実施されていて、普段見ることが出来ない
文化財の公開が行われております。

そのうちの一つに京の町家「うなぎの寝床 鉾町に建つ街家」と題して
公開されている長江家住宅は、新町通の綾小路下るにあり、現在も呉服商
として営業されています。

長江家は
文政5年(1822年)長江家三代目の大阪屋伊助という方が現在の地に居を
構えてから代々呉服商大丸屋 長江伊三郎商店として呉服商を営んで参り
ました。元冶元年(1864年)禁門の変の大火によし焼失いたしましたが、
その後慶応4年(1868年)に再建され、次々と新築、増築がなされ、平成
17年には6棟(北棟、南棟、離れ座敷、化粧部屋、土蔵2棟)が京都市有形
文化財
に指定されています。

京の夏の旅

長江家住宅は「厨子2階型」と呼ばれる京町家で江戸時代から明治時代にかけて
継承されてきた江戸期継承型であるといわれております。

表の格子は「糸屋格子」と呼ばれ細い格子を木間返しにしたもので明かりとりと、
中から外はよく見えるが、外から中はよく見えないという工夫が凝らされた格子が
取り付けられております。

2階部分は虫子窓が塗りこめられ往時の京町家がそのまま残されております。

糸格子

部屋の配置は走り庭が南側に通り、店、玄関、台所と一列四部屋型の表屋造り
がなされていて、夫々に暖簾が架けられ、嫁隠しなど公私区別が暗黙のうちに
仕切られ京の都ではお互いの約束事として認識しあい決して敷居を越えない
柔らかなしつらえが約束事として守られて参りました。

このように間口は狭いが奥に、奥にと長い部屋造りがなされているのを
「うなぎの寝床」と呼ばれる京独特の町家形式です。

台所には勿論愛宕神社の火廼用心の護符が貼られおくどさんの上には布袋さん
七体が祀られ、家内安全、商売繁盛を願い、職住ともに先祖代々その生活振り
が受け継がれております。

これら過剰な意匠を排し合理性を重んじた機能性のある建物と質素倹約を重ん
じた生活が京の都独特の合理性や美意識が感じられるものであると言われてお
ります。

チケット

部屋のしつらえも夏用にはすだれ、よしず、冬用には襖がはめられるなど
蔵も部屋のしつらえようと商売用と2棟も造られるという豪華さです。

このような町家はまだまだ京の都には残されて現在も生活の場として使われて
いるのは素晴らしことです。
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