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聞香
2012 / 09 / 14 ( Fri )
香道 聞香体験 

京都御所の近く、室町通出水下るに江戸時代から続くお香の
山田松香木店があります。
こちらで聞香体験をさせていただきました。

香は538年頃に仏教伝来とともに日本に伝わってまいりました。
又、754年に鑑真和上が来日し、練香の製法を伝授したとも伝えられて
おります。

当初は仏前を清めるために主に寺院などで用いられておりましたが
平安時代から貴族の間で部屋、衣服、頭髪などにたき込む風習が生まれ
薫物が貴族の教養となり「薫物合」が流行いたしました。

室町時代に香道として確立したようです。
足利義政は香木を愛用し、蒐集した香木に命名をして、東山山荘で聞香
三昧の日々を送っていたと言われております。

全盛期の香道にあってその中心は宮中御香所に補せられた三条実隆で、
その子孫が「御家流」とし、武家社会では志野宗信の子孫が「志野流」
して二つの流派が生まれました。

元禄時代になりますと、高級香材が一般社会にも及び、上流階級では
教養の必須として香道が広く普及し、その一つの形式として香りを
聞き当てる「組香」が編み出され、「源氏香」「競馬香」が創作され
日本の独自の香りの文化が受け継がれて参りました。

山田松香木店

香木は樹木より採れる香料全般のことで、白檀、沈香、伽羅などが
あります。
原産地は主にインドネシア、チモール周辺、アジアなど太平洋の赤道
近くに分布しているそうです。

伽羅は香木の中でも最上品とされ、ベトナム周辺で採取され良品が多い
ようです。が産出も少なくその価値は金に等しいとされているようです。

きゃらの古木

沈香は原木は軽いが、樹脂が沈着した部分は重く水に沈むため沈香と名付け
られたそうです。
香りは伽羅と同じく香り文化の基調をなしていると言われております。

沈香

香木は単品で使われることが多いようですが、練香、線香は調合して
幾種類もの香材を組み合わせて作られるようです。

香木

幾種類もの香木が組み合わされて造られる香木は種類も多くあります。
夫々に香りがはっきり分かれるものや微妙な違いのものがあります。

香木2

江戸時代の香箪笥は蒔絵が施され豪華なものが使われておりました。

香箪笥

お香のお手前は、先ず灰のかき上げが行われます。

1灰のかきあげ

次に灰押さえ、灰箒で香炉の廻りを履きます。

灰押え2

そして又灰押さえ、灰の表面を五つに分けます。(清める)
その後、正面に当たる聞き筋を入れます。

3表面を5に分ける
 
お手前の道具一式です。

香手前

今日は初歩段階の「香三種」を体験させて頂きました。
三種類の香りを聞き分け、同じ香りの物は上段で横につなぎます。
そして香りの銘を書き入れるというものです。

三種香

香を聞くお作法は、先ず正面に香炉の柄の中心を手前にします。

作法1

正面の柄を時計と反対廻しに2回廻します。

作法2

右手の親指と人差し指で輪をつくりその間から香を聞きます。
その際、息を吹きかけないように、聞いたら顔を横にして、2~3回聞く
ことが出来ます。そして又柄をもとにもどしてお隣に廻します。

作法3

最初(第一)の香りです。

第一の香

第二、第三と夫々の香りが廻ってきて、その香りが同じものか、
まったく別のものかを聞き分けます。

第二の香

同じようで、違うようで、聞き分けるのは難しいものです。
瞬間の香りで判断するのがいいような気もいたしました。

香りは、気持ちを静めたり、高揚させたり私たちの周りには
いろいろな香りがたちこめていますが、このようにゆっくと
香木のもつ香りを楽しむのも素敵なことです。日本の文化は
素晴らしいです。

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