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善願寺
2013 / 05 / 29 ( Wed )
腹帯地蔵 善願寺

京都市伏見区醍醐、 醍醐寺の近くに善願寺があります。

地図

天台宗に属するこの善願寺は、天平年間(730年)光明皇后の発願によって
僧・行基(668~749)がこの地に霊地を感じ地蔵菩薩をご本尊として建立
したと伝えられているそうです。

その後荒廃していた当寺を比叡山の恵心僧都源信が長保年間(999~1004)
に再興し天台宗となり寺名を善願寺と称したとあります。

平重衡の夫人「佐の局」(安徳天皇の乳母)が善願寺の近くに住み、
地蔵尊に安産祈願をして本堂を寄進したとも伝えられるそうですが、
現在の建物は弘化3年(1846年)に再興されたものだそうです。

山門

その地蔵菩薩は現在重要文化財に指定されています。

平安時代後期の定朝様といわれ、高さは2.68mもある大きな坐像の
地蔵菩薩です

平重衡の安産を祈願して七条仏所の仏師によって造立され、お腹に腹帯
を巻いておられるところから腹帯地蔵さんとして親しまれ、安産祈願に
遠方からお参りに来られるそうです。

またこちらの地蔵菩薩は普通は右手に錫杖をもたれていますが、右手は
膝におかれ、宝珠を左手に持たれている珍しいお姿でもあります。

腹帯地蔵

また境内には、小野小町が撒いた99個の榧の実の一つが育ったものと
伝えられる樹齢一千年を超えるご神木の榧の木があります。

昭和30年ころご住職がこの榧の木に不動尊が立たれている夢を見られた
ことから、ご住職が仏師の西村公朝氏に懇願され、生のご神木に一日で
不動明王が彫られたといわれる珍しい仏像があります。

この不動明王は生きている木だから次第に樹皮が巻いてきて百年もしない
うちに巻き込まれてお隠れになるだろうといわれ、ご縁のある方が
全国からお参りされているそうです。

まさに生き仏として、厄除けに榧の木不動尊身代わりのお守りを伝授
されています。(写真はパンフレットより)

不動明王

境内にはダキニ堂があり、稲荷明神の天神といわれたダキニ天像が
お祀りされています。

ダキニ天像は非常に神通力の強い密教の善神で宝珠と宝剣を持たれ
玄狐にまたがった天女のお姿をしておられます。
後に稲荷の神様と習合して「稲荷さん」と呼ばれ信仰を集めるように
なったといういわれがあります。

ダキニ天
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