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幽玄能入門
2013 / 06 / 24 ( Mon )
幽玄能入門

能は室町時代に成立した歌舞劇で650年以上に及ぶ歴史を有し、2001年に
世界無形文化遺産に登録されています。

応安7年(1374年)世阿弥は新熊野の演能をきっかけに、室町幕府第3代
将軍足利義満の寵愛を受け、京都の武家・公家の支援を受けて能を大成
させました。

能とは
①仮面劇、 ②音楽劇(大川、小鼓、笛、太鼓) ③扮装劇
④歌舞劇、 ⑤詩劇(七五調)・・・謡(七五調)というものです。

江戸時代は式楽とされていて、公式イベントとして能楽が行われていた
ようです。

能楽と狂言の違いは能楽は悲劇で狂言は喜劇であり、また歌舞伎との
違いは、歌舞伎は仮面の代わりに化粧をいたします。

しかし650年以上前に大成した能はその言葉も理解しがたい、むつかしく
親しみにくいと言われがちです。

そこで、今回初めて見る方にもわかりやすく外国の方にも楽しんで頂ける
ようにと京都ガイドクラブ様が通訳も入れながらわかりやすく解説くださる
企画が梨木神社の能舞台で開催されました。

講師は観世流シテ方の吉田篤史先生

吉田先生は京都府内はもちろん大阪、広島、岐阜等で稽古場を持たれ謡曲・
仕舞などの指導に幅広く活躍されています。

能は年号などによって言葉づかいも変わってきていて、理解不能な言葉
は謡にすることによってさらに意味が解らなくなります。

又面をつけることによって声が籠り一層理解しがたいところがありますが
能をみていて、演者の緊迫感、緊張感、雰囲気を肌で感じてて頂きたい
と先生は解説されていました。


梨木神社

梨木神社は萩の神社ともいわれ、今萩の枝をどんどん伸ばして梅雨空に
新緑が瑞々しくとても綺麗です。

チラシ

能衣装はとても豪華で緻密なデザインと精緻を凝らした西陣織でまさに
京都の伝統工芸の最たるものです。

能のお家元に代々伝わる衣装ですとか、新たに発注されるものは個人所有
(家元所有等)で一演目に使われる衣装で家が一軒は建つといわれるくらい
高価なものです。

能衣装

オープニングは牛若丸と弁慶の出会いの場面である「橋弁慶」を
仕舞で演じていただきました。

可愛い牛若丸は初々しくもきびきびとし、セリフもはっきりとしていて
熱演でした。

橋弁慶

能「嵐山」の演目に使われる面(おもて)
金色の面は顔全体から力を放つ強さをあらわし、目は金でまばゆいばかりの
眼光の力を表しています。

嵐山は桜の時期の景色の中を中心にした演目です。

嵐山の面

仕舞は面をつけずに物語の一番いい場面を舞にしたもので「嵐山」の仕舞
をご披露頂きました。

仕舞 嵐山

「巻絹」の面

「巻絹」は和歌山県のストーリーで面は女性
顔の横に髪が6本乱れている。眉間に立皺がある。

静かな女性に神が乗り移り髪を振り乱して乱れてゆき知悉茫然となり
髪が抜けて眉間にしわを寄せ力を使い果たすというもの

巻絹の面

「鞍馬天狗」の面

大病面(おおべしめん) 天狗は人ではない 牛若丸は鞍馬で天狗に兵法を
教わった。
 
口を一文字に結んで眼は金、力強く踏ん張る姿をあらわす。

鞍馬天狗の面

海外からのお客様も能の体験を楽しまれました。

体験

基本のすり足の体験、すり足は常にかかとが床についていてつま先を
上げて前に進むというもの。

すり足

能衣装の着付け「天狗の衣装」

能の衣装の下着「胴着」は絹の綿入れの下着をつけるのだそうです。
体の補正と汗対策のためだそうです。

衣装の着付けは一人ではできないので常に演者の方々で助けあって
着付けされるそうです。

能衣装着付け1

木バネというものをつけて袴を着けるそうです。
着付けは常に2~3人くらいでされるそうです。

着付け2

着付け3

袴の紐もしっかり締めていかれます。
締め方も独特の締め方があるようです。

着付け4

狩衣を着けて

着付け5

天狗の髪の毛を着けて面を着けます。

山伏の象徴が天狗、山伏が修行を重ねて天狗になるのだそうです。

昔は長い鼻の天狗はいなかったそうです。
室町時代足利家が仏教に力を注ぎ神社に関わっている人に威圧を与えるために
赤い長い鼻の天狗が生まれたのだそうです。

着付け6

天狗の完成です。

手際よくあっという間に着付けが完成いたしました。

着付け完成

能は江戸時代から武家から一般人にも広まっていき、明治時代以降は
女性も学ぶことができるようになりました。

とても興味深く、能を学ぶことができ新たな楽しみ方を学ぶことが
発見できた素晴らしい企画でした。
23 : 32 : 16 | 京の暮らし | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
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お越し、ありがとうございました。
また何かの折りに、能楽に親しんでいただけると嬉しいです。
宜しくお願いいたします。
by: 吉田篤史 * 2013/07/10 19:31 * URL [ 編集] | page top↑
--Re: タイトルなし--

> お越し、ありがとうございました。
> また何かの折りに、能楽に親しんでいただけると嬉しいです。
> 宜しくお願いいたします。


大切な面や能衣装の拝見ができ、又判りやすく、ご丁寧な説明に
とても有意義で、楽しい時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。

時々観世会館で友人が仕舞や鼓、笛の会に出場しておりまして
拝見に伺いますのに大変参考になりました。
ありがとうございました。
by: カンナ * 2013/07/20 23:08 * URL [ 編集] | page top↑
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