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小正月
2009 / 01 / 15 ( Thu )
小正月の小豆粥


1月15日は小正月、門松、注連縄をはずしそれを燃やした火で火祭りをすることを「トンド」
いい,その火で小豆粥を炊いて戴くと一年中の邪気を払い万病を除くといわれ、京の都では
古くから大切な年中行事として行われてまいりました。
最近ではおくどさんがなくなり燃やすことができなくなりましたが、小豆粥を戴く風習は
のこされております。

京の洛西、花園の景勝地に禅宗の妙心寺があります。妙心寺にはその広い境内に
40余りの塔頭があり、その塔頭の一寺に東林院があります。

東林院 門

享禄4年(1531年)細川氏綱が父、高国公の菩提を弔うために建立されました。
開基、山名豊国が東林院と寺号を名づけ弘冶2年(1556年)に妙心寺に移し直指宗諤和尚を
開山として山名家の菩提寺となり、今日に至っています。

沙羅双樹 沙羅双樹2

この東林院の前庭には樹齢300年の沙羅双樹の古木や十数本の沙羅双樹があり、この
「双樹林」で6月下旬の見ごろを迎える頃は青苔と落花の風情を楽しむことができます。

東林院では毎年「小豆粥で初春を祝う会」が1月12日から31日まで催されています。


書院 東林院1

先ず書院で福茶をいただきます。 この福茶には

 梅湯(口の中の汚れを清め、心身の邪気を払うとともに保健に最もよい)

 祝い菓子
 松の雪(主菓子・・きんとん)
 結び笹(干菓子・・らくがん)
 昆布 (古くは”ヒロメ”(広布)とよばれ広くなるという意で現代の喜びに通じる。
 柿   (嘉来に通じ、万物をかき集めるというめでたい意)
 豆   (厄払い マメであることを感謝)
 くわい(良い芽がでますように)
 みかん(橙)(代々つづきますように)

 などの縁起物が菓子器にいれて出されます。

庭 水琴窟

福茶を戴いた後は千両の庭を通って水琴窟の音を聞き、枯山水のお庭の見える書院で
 小豆粥を戴きます。

 生飯 生飯1

禅宗の食事の作法には「般若心経」「食事五観文」を唱え万物に感謝し、自分の受けた
 食の中から少量のさば(生飯、施食)を分かち、庭の木々にそなえ、小鳥や小動物に施す
 という「さば(生飯)の儀式」があります。
 今日はこのさば(生飯)の儀式のみを行いました。
 最も最近では小鳥達も飽食になりお粥をあまり食べにこなくなったようです。

  本膳 品書き

このさばの儀式を終えてから小豆粥を戴きます。

 小豆粥のお膳は
  盃・・・蛇腹昆布
  坪・・・黒豆
  平・・・粉山椒、淀大根、揚げ豆腐
  盃・・・辛子胡麻味噌、畑菜、赤ハゼ
  椀・・・餅入り小豆粥 
  当り鉢・・・ひじき しぐれ
  香の物・・・くき大根、塩昆布  などが供されます。
  
 熱々の小豆粥、とろけるような大根をフウフウしながら万物に感謝を込め有難く戴きました。

東林院は四囲がお庭で囲まれ、静寂の中に、四季おりおりの風情をたのしむことができます。
又宿坊としても楽しむことができ
6月には「沙羅の花を愛でる会」 10月には「梵燈のあかりに親しむ会」なども催されています。

 妙心寺へは市バス91、26、10、京福電鉄、で妙心寺前下車すぐです。
  小豆粥は3700円でした。
 
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