FC2ブログ
松風
2014 / 05 / 14 ( Wed )
  京菓子「松風」 その1

京菓子「松風」の老舗亀屋陸奥が下京区の西本願寺の斜め向かい
堀川通の七条上がるにあります。

その歴史は古く、創業は応永28年(1421)と言われております。
もともと本願寺にお仕えし、供物や慶事にかかわるお仕事に従事されて
いました。

本願寺の顕如上人が石山本願寺に移られたときも本願寺に追随し、織田信長の
石山本願寺攻めの戦のなかで戦って苦難をともにしたしました。
その戦は10年にもおよび、兵糧を遮断された時、第3代目の亀屋の主人
大塚冶右衛門春近が知恵をしぼり、兵糧のかわりに考案した品が「松風」でした。

顕如上人が信長と和睦を結ぶまで、この松風は兵糧として門徒たちの命をつなげた
と言われております。

後に顕如上人が下間少進邸を訪れこの松風を召しあがったときに、当時を思い出し

 「わすれては 波のおとかと おもうなり
   まくらにちかき 庭の松風」  と一首をよまれたそうです。

この時に本願寺守護に貢献したこのお菓子に「松風」の銘を賜ったと伝えられて
おり、現在も本願寺の境内にあって、御用達の品として親しまれております。

店舗


看板

亀屋陸奥の商号は

豊臣秀吉が聚楽第で池に浮かべて遊んでいたといわれる檜造りの大きな亀を
後に公家の柳原家から譲り受けて家宝とし、

正徳5年(1715)に三条大納言より「陸奥」の大掾の御宣旨を賜ったことにより
「亀屋陸奥」と名乗るようになったとお聞きしました。

亀

亀屋陸奥の松風にはケシの実が上にふりかけられております。
ケシの実は香がよく、どちらかといいますとパンくらいの固さの歯ごたえ
があります。

松風

抹茶にも、紅茶にも、コーヒーにもあうお菓子です。

特にお茶席では立礼などの時に出されたり、お干菓子的に出されたり
いたします。

16枚入り1,100円、からあります。

松風2

「松風」は京の都では3店舗の老舗があります。
次回はその2をご案内いたします。

22 : 51 : 08 | 京菓子 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<葵祭り | ホーム | 大原女>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://kyonoazemichi.blog60.fc2.com/tb.php/678-11944f9a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |