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紅葉だより 比叡山
2014 / 11 / 29 ( Sat )
紅葉だより 比叡山 延暦寺

京都市左京区の北白川から車で山中越えの道を伝って、田の谷峠のゲートから
比叡山ドライブウエイを進むと、まさに燃え立つような紅葉の様相です。

ドライブウエイ1

今年の色づきは例年に比べて色鮮やかな気がいたします。

ドライブウエイ2

思わず見とれてしまいそうな景色、”危ない、危ない” 脇見運転は事故のもと
と気を引き締めて車を走らせます。

ドライブウエイ3

日当たりの状況により橙色から真っ赤に変化していく過程の色合いの
グラデーションはより紅葉の色鮮やかさを増します。

久しぶりに素晴らしい紅葉に出会うことができました。

doraibuuei4.jpg

ドライブウエイの先には延暦寺があります。

延暦寺は世界文化遺産に登録されています。

今から1200年前に伝教大師最澄が日本人にあった仏教、天台宗を
開きました。

その教えは「一隅を照らす」にあります。
一人一人が思いやりの心をもって、自分のできることを精いっぱい
行うことが廻りをよくすることにつながる、と説いておられます。

この比叡山 延暦寺で鎌倉時代には、法然上人、栄西上人、
親鸞上人、道元上人、日蓮上人が修行され、後に夫々の道を
開かれていきました。

比叡山はこれらの多くの名僧を輩出した母山であるといわれております。

延暦寺石碑

東塔入口のゲートを潜ると、まず見えてくるのが大講堂です。
赤いお堂にさらに紅葉の色鮮やかさが引き立ちます。

大講堂の紅葉

大講堂は学問修行の道場です。
この大講堂で法華経の講義を受け、問答を繰り返して修行を
するところです。

かってここで修行された法然上人は浄土宗を、栄西上人は臨済宗を
道元上人は曹洞宗、親鸞上人は浄土真宗、日蓮上人は日蓮宗を
開宗して、現在の宗派が出来てきました。

大講堂には夫々の高僧がお祀れされています。

現在の建物は昭和31年の消失後坂本の讃仏堂(東照宮の本地堂)
を移築されたもので比較的新しいものです。

大講堂

延暦寺では「三塔十六谷」といわれ、東塔、西塔、横川の三塔があり
その中心にそれぞれの中堂がおかれています。

東塔の中心である根本中堂は延暦寺の中で最大の仏堂であります。

根本中堂

この根本中堂は延暦7年(788年)に伝教大師最澄によって創建され、
国宝の建造物に指定されています。

現在のお堂は織田信長の焼き討ち以後寛永19年(1641年)徳川家光
のときに再建されたものだそうです。

ご本尊は伝教大師自作の薬師如来、 この薬師如来は古来絶対の秘仏
とされていて内陣の中央深くに安置されています。

またこの秘仏の前には三つの釣燈籠が吊るされています。
これが不滅の法灯です。

伝教大師が白栴檀の霊木で薬師如来を刻み、その前に供えたのが
この燈明で、延暦寺の生命として今日まで守り継がれています。

根本中堂2

根本中道の紅葉はそろそろ散り始めていました。

根本中堂3

根本中堂の東、高い石段の下に文殊堂があります。
第四世慈覚大師が中国五台山の山頂で文殊菩薩を霊験して、
その土を持ち帰り、この文殊菩薩堂を建立されたとあります。

急な階段を両方の手すりをしっかり持って上に上がると、文殊菩薩
がお祀りされていて、学問の神様として入試合格祈願に参拝
されるところです。

文殊楼

延暦寺会館の方へ行く途中に大書院があります。

この大書院は村井銀行の村井吉兵衛が大正時代に東京に建てた
もので、昭和3年にこちらに移築されたものだそうです。

村井吉兵衛といえば煙草王ともいわれ、刻みたばこから紙巻きたばこ
に改良して一財をなしたとも言われる方で、その一財を寄付されて
今日も文化財として残されている物も多くあるという方です。

この大書院は細部に桂離宮や醍醐の三方院の建築要素が取り入れられた
建物で、昭和天皇も行幸されたところです。

大書院

阿弥陀堂と法華総持院東塔です。

阿弥陀堂は比叡山開創1150年を記念して1937年に建立されたもので
先祖回向の道場とされています。
ご本尊には阿弥陀如来がお祀りされています。

その隣の塔は法華総持院塔です。
法華経がおさめられているところで、こちらの建物は昭和55年ころに
建てられたもので新しい建物です。

東塔

延暦寺を全部回ろうと思うと一日では厳しいくらい広いところです。
今回は東塔のみ参拝してきました。

紅葉の時期でもあり、境内は大変な賑わいでした。
町中との気温差は5度はあります。 上着なしでは寒いくらいです。
紅葉は今月いっぱい位と思われます。
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