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西尾八ッ橋別邸
2015 / 06 / 01 ( Mon )
西尾八ッ橋別邸

京の東山区、熊野神社の辺りには、西尾八ッ橋と聖護院八ッ橋のお店
が対面してあります。

聖護院のすぐ隣に西尾八ッ橋別邸というお屋敷があります。

玄関

この建物は大正8年に河原林樫一郎氏により建てられたものだそうです。

玄関まで

河原林樫一郎氏は同支社大学、早稲田専修学校、ベルリン大学で学んだ後、
三井物産、東洋レーヨンなどの要職を歴任だれた財界人であった方です。

建物には国産の母材が使われ襖の取っ手や釘隠しなど随所に装飾が凝ら
されています。

建物はその後、東芝産業に売却され、主に役員専用の保養所として利用
されてきたようです。


入口

これを西尾八ッ橋さんが購入され、平成25年から全面改修、復元されました。
その改修工事の際、床下より6本もの白蛇の抜け殻が見つかったと展示
されています。

建物の由緒

平成24年「京都市民が京都の財産として残したい京都を彩る建物や庭園」
に指定されました。

そしてこの静かな佇まいの中でお食事やお茶を楽しめるお店として
平成25年に開業されました。

帳場

庭園には「杜若の池」があり尾形光琳の「燕子花」図を思わせる風情で
椋の木は樹齢150年ほどで、この建物の建築以前から自生していたものと
思われるそうです。

杜若の庭

西尾さんの八ッ橋の由来は

平安初期(842)三河の国に羽田玄喜というお医者さんがおられたが
若くして死亡された。
残された妻は資産もなく山へ薪を、海へ藻を刈るなどして遺児を育てて
いました。
ある日いつものように向岸へ海苔を取りに出掛けた時、子供が母の後を
慕い川に流されて溺れ死にました。
母は嘆き悲しみ、剃髪して師孝尼となり、朝夕一心に子供の冥福を
祈りました。
ある夜お告げにより、入江上の浦に漂う木材を村人の助けを借りて
拾い、蜘蛛の手のごときに流し橋を架けた。
その数八つに及んだので世人これを八ツ橋と称した。

元禄2年西尾の家祖為次郎氏がこの逸話を聞き、師孝尼の志を
憐み、子を思う親心を広く、永く伝えたいと八ッ橋を模して菓子を
つくり、八ッ橋と名付けた。
と書かれていました。

庭園

この西尾別邸で昼食を頂くことができます。(事前予約)
昼 西尾八ッ橋の里膳です。
おばんざい料理で、ひじきの煮物、胡麻豆腐、きゅうりの酢の物、
コロッケ、鶏とねぎの甘酢掛け、 ホウレンソウの白和え、白味噌のおつゆ
かやくごはん(1,600円)
他に、おうどんやオムライスなどもあります。

昼食

食後抹茶と白餅です。(1000円 食事とセットの場合は500円)

抹茶

修学旅行生もお庭を眺めながら京都の風情を楽しんでおられました。
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