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季節の京菓子
2009 / 01 / 29 ( Thu )
立春前の京菓子

1月の終わりから2月にかけて京の都は底冷えのする寒い日々を迎えます。
最近は地球温暖化で昔ほど寒くはないとはいわれてもやはり京の冬は寒い日々です。

2月は ”きさらぎ” この寒さに着た上にさらに着る「衣更着」ともいわれ、昔は着物を
重ね着いたしました。 又時気更に来る気更来ともいわれたようです。

この時期は春を待つイメージを膨らませ、お菓子にも「下萌」「白梅」「紅梅」「うぐいす」
などの「銘」が付けられたお菓子でお茶を頂きながら春へ思いを馳せます。

じゅこう じゅこう2

今回は京都は西陣にあります「聚洸」さんの京菓子4題をご紹介します。

聚光さんは大宮通りの寺の内を上がったところにある、京町屋のたたづまいも清楚なお店で

ご主人は京菓子の老舗「塩芳軒」のご次男で、あえて老舗に留まらず
名古屋の塩芳軒の流れをくむ、わらび餅で有名な「芳光」さんで修行を積み独立されたそうです。
聚洸さんのわらび餅もすぐに売り切れる人気のお菓子ですが
今回は次の4題を

下萌え1  したもえ2

 「下萌」 三層になっていて、中には新芽が育ち春を待つ、ほのかな香りが漂ってくるような
       なめらかなお菓子です。

白梅  きんとん

 「白梅」                         「紅梅」
対照的な表現ですが白梅はとてもフワフワした表皮で漉し餡のお菓子、紅梅はきんとん


うぐいす

 「うぐいす」  すこしモチモチ感のある白餡で早春のイメージが致しました。

ご主人は「お菓子つくりは遊びだと思います」と、、、季節と遊ぶ、お客様と遊ぶ、
いろいろな思いをめぐらせてその遊びの中から生まれたものが、美味しいと言って
頂けるのがとても楽しい。 と、  又引き算の考えを塩芳軒のお父上さまから教わった
とも話されておられました。 いかにシンプルにそれでいてそこにはしっかりとした
思いが表現されている。 そんなお菓子作りに心がけておられるそうです。

お茶席へのお菓子の注文も多く、お店では気軽に楽しくお客様と対面で会話しながら
自から素材にこだわり、手がけられるお菓子に込める思いを伝えておられました。

京のお菓子はこのように熱心で優秀な後継人によって、新しい感性を加えながら
引き継がれていくことはとても頼もしいことです。

    聚洸さんは上京区大宮寺の内上がる 電話075-431-2800 です。
 (今回のお菓子はいずれも1個300円でした。)

15 : 42 : 42 | 京菓子 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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