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京の紅葉だより
2019 / 11 / 25 ( Mon )
京の紅葉だより  「宝泉院」

京都は大原にある宝泉院の紅葉は、まさに今紅葉酣の様相です。

宝泉院はもともとお隣にある勝林院の宿坊として創建されたお寺です。
勝林院は、長和2年(1013)天台声明の根本道場として寂源によって
創建されました。
顕真法印と法然上人が勝林院において念仏往生の問答を交わされた
お寺として「問答寺」とも呼ばれています。
ご本尊の阿弥陀様はその問答で証拠を示されたところから、この阿弥陀様を
「証拠の阿弥陀」と呼ばれている由緒あるお寺です。

宝泉院には幾つかの特徴があります。
そのうちの一つには お庭に樹齢700年とも伝わる「五葉の松」がそびえています。

五葉松

宝泉院の玄関を入ったところには法然上人の衣掛けの石も置かれています。

衣掛けの石

五葉の松は書院から拝見すると
まさに額縁庭園の眼前に見事な枝振りを披露しています。
近年この松も松くい虫に侵され、手当てをうけているところです。

盤垣園2


盤垣園1

南側のお庭には水琴窟があり、蹲踞を通して水の落ちる音が清々しく聞こえて
きます。

水琴窟

この額縁庭園を「盤垣園」と名付けられ、その意味は「立ち去り難い」です
書院に坐して眺めていますと、本当にいつまでもそこにとどまってこの景色を
堪能したくなります。
丁度この時期は(11月2日~12月1日)ライトアップが行われ、幽玄の世界へと
誘ってくれます。

書院の廊下にはかって慶長5年関ヶ原合戦の前哨戦で決死の攻防をはたした
徳川方の武将鳥居元忠軍が落命した時の床板をその供養のために天井板に
して菩提を弔った血天井が宝泉院にもあります。

紅葉1

宝泉院には3つの庭園から構成されいます。
それは、「鶴亀の庭」「盤垣園」「宝樂園」です。

先ず玄関から書院迄に「鶴亀の庭」があります。
鶴亀の庭には樹齢300年といわれる沙羅双樹もあります。
池には鯉が悠々と泳いで回遊しています。

囲炉裏の間からみえる紅葉は一段と鮮明な色をしています。
その奥にはお茶室があります。


裏庭

今は何処から眺めても色鮮やかな紅葉が楽しめます。

紅葉2

宝楽園に入りますと回遊式の庭園となっていて散策を楽しむことが
できます。

宝樂園

蹲踞には落ち葉が散りばめられています。
木々の紅葉は一年の営みの内で最も装って、葉を落とし、これから寒さに
絶えて来年又新芽へと受け継がれていく、そんな素晴らしい一瞬を私達に
与えてくれます。 この瞬間を大切に愛でたいものです。

宝泉園3

書院では特別使用のお菓子とお抹茶も楽しむことができます。

宝泉園2

宝泉園4

宝泉院の紅葉は今月一杯楽しめそうです。
アクセスは京都駅から地下鉄で国際会議場迄、そこから京都バスで大原迄
又は京都駅から京都バス17番で大原まで。

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