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比良八講
2009 / 03 / 26 ( Thu )
比良八講荒れじまい

ここ2,3日寒の戻りで真冬並みの寒さとなっています。

この時期3月末頃京の都では時には雪がちらほらする年もありますが、さすがは
暖冬の昨今桜便りも聞かれ、雪が舞い散ることはありませんが、寒さがぶり返します。


af942ff6c90029de比良八講2 比良山 比良八講会
   

この寒さについて、3月26日は”比良八講荒れじまい”と昔から言われ、比良山から
突風が吹きこの冬最後の寒気が流れ込み、やがて本格的な春へと季節が移り変わる
目印とされています。

比良八講とは
天台宗のよりどころとなる教典「法華経」は八巻二十八品からなり、天台宗では
法華経八巻と講説する法要を「法華八講」といいます。
平安時代比良の地に多くの僧坊が建てられ仏教の隆盛とともに古代の神々が
仏教と習合して「比良明神」「比良権現」「次郎坊」などとして人々に信仰されるよう
になりました。

そして比良の寺々では冬から春の季節の変わり目に五穀豊穣、風雨順時を祈願して
法華八講法会が行わたといわれ、これが比良八講法会の起源とされています。

その後戦乱などで一時途絶えていたが昭和30年箱崎文応大僧正によって再興され
毎年3月26日に天台宗の僧侶によって打見山で取水した水を琵琶湖に注ぎ水難者の
供養と、命の水がめ”琵琶湖”への感謝、報恩、水源の山々の保全を祈願して
護摩供養が行われています。

この比良八講の法要の時期が毎年天候が荒れることから比良八講荒れじまいと
いわれています。

又、こんな悲しい伝説が語り継がれております。

その昔一人の若い修行僧が東江州へ托鉢に出かけたある日急な病である家の軒先に
倒れてしまいました。その家の人々は手厚く看病し修行僧はまもなく回復して自坊へ
無事帰ることができました。
この時看病した家の娘はこの修行僧に深く思いをよせてしまいました。
翌年この修行僧が礼を述べにこの家に訪れた際、この娘は思い余ってその胸のうちを
修行僧にうちあけました。だが修行の身である自分にはこの気持ちを受け入れることは
出来ず、かといって恩人を一蹴することも出来ず、対岸の比良まで百日間通い続けることが
できたならそのときは夫婦となりましょう。と約束してしまいました。
娘はその日から毎日比良の灯火をめざしてたらい船で通いつづけました。
だが満願の百日目の夜比良の風に灯火は消され湖は荒れに荒れ娘ははかなくも思いを
遂げられずにたらい船と一緒に湖に沈んでしまったという悲しい伝説で、
毎年この頃に吹く比良の風はこの乙女の無念によるものだとも言われているそうです。

なんだかこのお話は小野小町と深草少将のお話と似ていますが、、、、、、

今年も今日はその比良八講荒れじまいの日、寒い一日となりました。

これで愈々京の都にも桜が開花し、穏やかな春の日を迎えます。
     
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